記者会見
河野外務大臣会見記録
(平成29年11月21日(火曜日)9時43分 於:官邸エントランスホール)
米国による北朝鮮のテロ支援国家再指定
【記者】北朝鮮のテロ支援国家再指定についてお聞きします。中国の特使が昨日帰国しましたが,同じ日にアメリカが北朝鮮をテロ支援国家に再指定をいたしました。この件についての大臣の受け止めをお願いします。
【河野外務大臣】国際社会が北朝鮮に対する圧力を強めていこうという中で,圧力を強めることに資するものだと思いますので,歓迎したいと思います。
河野大臣のロシア訪問
【記者】大臣は,今週23日からロシアを訪問されますが,ラヴロフ外相との話合いの中で,期待する成果などあればお聞かせください。
【河野外務大臣】ロシア訪問はまだ日程は調整中です。ロシア訪問の中では,二国間の問題,あるいは北朝鮮の話,あるいは日露の経済関係全般について意見交換をしてまいりたいと思います。
米国による北朝鮮のテロ支援国家再指定
【記者】テロ支援国家の再指定は,日本政府がアメリカ側に働きかけてきたのでしょうか。
【河野外務大臣】これはアメリカ政府の行いです。
習近平党総書記の特使の訪朝
【記者】北朝鮮関係なんですけれども,中国が特使を派遣したということなんですが,やり取り,現状どのように把握されているのでしょうか。
【河野外務大臣】中国と北朝鮮の第三者同士のやり取りですから,特にコメントはいたしませんが,どういう状況だったかというのはしっかり情報収集していきたいと思います。
【記者】中朝もそうなんですが,例えば米朝であるとか,第三国間のやり取りについての日本の情報収集の現状について,どのように評価されているでしょうか。
【河野外務大臣】それぞれ情報交換を,様々なルートでやっているところです。
米国による北朝鮮のテロ支援国家再指定
【記者】テロ支援国家の再指定なんですけれど,国連の安保理決議の方もあるので,具体的な効果というか,意味合いみたいのものはどうでしょうか。
【河野外務大臣】様々な効果があるんだろうと思っております。
中国の特使派遣とテロ支援国家再指定の関連性
【記者】中国の特使の派遣が,金正恩委員長と会ったという報道がない中で,そういった働きかけが効いたのか効かないのか分からない状況,その一方でアメリカはこうやってテロ支援国家再指定をすると,圧力を強める効果はあると思うんですが,一方でどうやって着地させるかという,その辺のそれぞれの取組というのは,同じようなペースで進んでいると考えられるのでしょうか。
【河野外務大臣】中国の特使の派遣と再指定とは,特に関連するものだとは認識をしておりません。
【記者】国際社会として北朝鮮を,もちろん圧力はあるんですが,席に着かせるための努力という点で機能しているものがあるのかどうかという点についてどのように・・・。
【河野外務大臣】それは様々機能しているものがあると認識しています。
習近平党総書記の特使の訪朝
【記者】北朝鮮の特使の関係なんですけれども,どういった効果があると思うか,北朝鮮のミサイル開発に関してですね,中国が北朝鮮に特使を送ったことによってどういう影響があるか,あるいはどういう影響を期待しているか,教えてください。
【河野外務大臣】それはきちんと中国側とも話し合って,情報・分析していきたいと思います。