記者会見
河野外務大臣臨時会見記録
(平成29年11月19日(日曜日)17時18分 於:バングラデシュ・ダッカ)
質疑応答
【記者】今日視察をされ,まずどういう風にお感じになられたのか。それで何が足りなくて,日本としてどういう風に関わっていく必要があると感じましたか。
【河野外務大臣】キャンプの現実を見ましたが何もかもが足らないというのが現実だと思います。特に,キャンプの6割は子ども,キャンプ全体で3%近い女性の方が妊娠されているということですから,水も食料も医療もあるいは子どもたちの教育も全てやっていかなければいけないんだと思います。この状況の中で,80万人を越える避難民をきちんと受け入れてくれたバングラデシュ政府のこれまでの努力に本当に感謝を表明すると同時に,やはり国際社会で連帯してきちんとバングラデシュ政府を後押しして,このキャンプ内の状況を一刻も早く改善をする必要があると思います。また,バングラデシュ,それからミャンマー両政府が今帰還についての相談をしていますから,これがまとまれば日本は国際社会・国際機関と一緒になってそれをしっかりと後押しをしていきたいと思います。
【記者】これからも後押しをしていくということですか。
【河野外務大臣】これはしっかりとやる必要があると思います。特に,これはアジアの中での出来事ですから日本が様々なリーダーシップを取っていく必要があると思います。