記者会見
河野外務大臣会見記録
(平成29年11月10日(金曜日)10時40分 於:官邸エントランスホール)
TPP閣僚会合での大筋合意
【記者】凍結項目の絞り込みで交渉が難航していたTPP11,閣僚レベルで大筋合意に至りましたけれども,改めてこの受け止めについてお願いします。
【河野外務大臣】しっかり,TPP11が早く発効できるように努力することは大事だと思っておりますし,若干,保護主義がいろんなところで台頭している中で,日本は自由貿易の旗振り役として努力をしたいということは,私(大臣)もAPECで申し上げました。
そういう中で,このTPP11が果たす役割は非常に大きいと思いますので,茂木大臣,頑張っていらっしゃいましたが,しっかりと大筋合意を首脳でも確認をしていただいて,前へ大きく進めていきたいと思います。
米韓首脳夕食会
【記者】韓国政府が夕食会で元慰安婦の女性を招待した問題で,先日,大臣から抗議のメッセージを康(カン)長官に伝えるということで,おっしゃっていたと思うのですが,その後,康長官からそれに対する反応などありましたでしょうか。
【河野外務大臣】メッセージを受け取ったということは聞いております。中身については外交の話なので,ちょっと差し控えたいと思います。
【記者】韓国の晩餐会の件ですけれども,韓国の外務報道官は,他国から何かコメントされるのはあまり適切ではないという趣旨のこともおっしゃっていましてけれども,そういった韓国の今の姿勢,歴史問題を含めた全体の韓国の姿勢についてどのように受け止めていらっしゃいますか。
【河野外務大臣】韓国の受け止めについては,私(大臣)がとやかく申し上げるよりも,やはりこういう北朝鮮危機の中ですから,日韓が前向きに連携を深めていくということが大切だと思いますので,康長官ともなるべく早い場面で,しっかりそういう議論をしていきたいと思います。