記者会見

河野外務大臣会見記録

(平成29年10月27日(金曜日)10時42分 於:官邸エントランスホール)

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冒頭発言

NATO事務総長の訪日

【河野外務大臣】ストルテンベルグNATO事務総長が,10月29日から11月1日までの間,外務省賓客として訪日されます。
 私(大臣)は30日に,会談を行うとともに,昼食会を行います。ストルテンベルグ事務総長は総理表敬並びに小野寺防衛大臣とも会談される予定ですが,これを機会に,日本とNATOの連携をしっかりと深めていきたいと思います。

中国共産党大会関連

【記者】中国についてお伺いいたします。党大会も終わりまして習近平(しゅう・きんぺい)総書記も2期目に突入しました。本日来日する中国外務省の高官との会談も控えておりますが,日中韓の実現等に向けてどのように協議していきたいとお考えでしょうか。

【河野外務大臣】新しい指導部に選出された皆様方にお祝いを申し上げたいと思います。今日,孔鉉佑(こう・げんゆう)さんお見えになりまして,私の所にもいらっしゃいます。党大会終わりましたので,できれば日中韓,年内に開催をする方向で日程調整に入りたいと思っております。

ユネスコ関連

【記者】ユネスコについてなんですが,韓国と中国の市民団体が申請しております慰安婦問題の資料登録に関してですが,判断を見送ると一部報道で出ております。政府としてどこまで事実関係を把握されているのか,また受け止めをお願いいたします。

【河野外務大臣】専門家の委員会の議論が行われていると承知をしております。メンバー国の間,あるいは政治的な緊張を高めるようなことは回避すべきだという決議もございますので,そうした精神に則って専門家の委員会の提案が尊重されるべきだと思っております。加盟国,そのように行動していただきたいと思います。

オンタリオ州議会における「南京事件」記念日制定に係る動き

【記者】カナダのオンタリオ州で「南京大虐殺記念日」の制定の動議が,議会で可決されたんですけれども,そのことについて政府としての対応はどうでしょうか。

【河野外務大臣】もともと法案という形で州の議会に提出されていたと承知しておりますが,今回の動議は,何ら法的拘束力を持たない,しかも動議は定足数がものすごく少ない人数で様々議論されるものと伺っておりますので,そうしたものが動議であれ,議論され,可決されたというのは遺憾でありますけれども,何ら法的な拘束力のないものだと認識しております。

【記者】今後,対応とか何かありますか。

【河野外務大臣】もともと法案の形で提出されたものが,動議に格下げに,相当格下げになったと思っておりますので,今後きちんとこうしたことについては説明を丁寧にやっていきたいと思います。

ユネスコ関連

【記者】ユネスコの諮問委員会で,慰安婦の話ですけれども,登録を見送るべきだという結論を出されたと,ユネスコとしての結論はまだ先だと思うんですけれども,それについての報道ありますけれども,事実確認はされていますでしょうか。

【河野外務大臣】委員会では先送りだというように言われております。正式にはボコバ事務局長がそれを受けて,様々決定されると認識しております。

【記者】日本政府として,その諮問委員会の議論について確認したわけではないのですか。

【河野外務大臣】情報収集はしています。

核兵器廃絶決議案

【記者】核廃絶決議案ですけれども,日本が例年提出しているもので,今日にも採決だと言われていましたけれども,結局のところまだ昨日の段階ではされていません。大臣はビデオメッセージ等も出されていまして,積極的に説得を続けておられますが,まだ非核兵器国からの反発は強く,今回ちょっと賛同を得られる国も少ないのではないかというふうに報道されていますけれども,大臣はこの後,これをどういう状況で説得をしていくお考えでしょうか。

【河野外務大臣】第一委員会の提出された決議案の数も多く,様々議事進行上,一日採決が伸びたと聞いておりますが,今回の決議案の最大の目的は,核兵器国と非核兵器国の間の分断が核兵器禁止条約によって深まった,それから非核保有国の間も分断されてしまったということを,もう一度共通の基盤を作ろうということと,核兵器国がもう一度核軍縮にきっちりとコミットするというのが大事だと思っておりますので,日本としては,まず共通の基盤を作るということ,それから核兵器国をきちんと核軍縮に向けてコミットさせる,この二つを目的としてやっております。現時点できちんとその方向に向けて動いていると思っております。

【記者】その方向に向けて動いているというのは,採択される見通しだと踏んでいらっしゃるのかどうか・・・。

【河野外務大臣】採択はされることを期待しておりますし,共同提案国あるいは賛成をしてくれる国々の中に,核兵器禁止条約に入らなかった国,あるいは核兵器禁止条約に賛成した国,核兵器国,それぞれのグループから賛成する国,共同提案をしてくれる国,それぞれ出てくると期待しております。

北朝鮮情勢

【記者】北朝鮮が先週の前半ぐらいに,ミサイルのエンジンの燃焼実験を行ったという報道があるのですが,把握していることございますか。

【河野外務大臣】様々,把握をしておりますが,表には控えさせていただきます。

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