記者会見

河野外務大臣会見記録

(平成29年9月5日(火曜日)10時22分 於:官邸エントランスホール)

冒頭発言

東方経済フォーラムへの参加及びウルグアイ外務大臣との電話会談

【河野外務大臣】明日からのウラジオストクでの東方経済フォーラム,総理に同行してまいります。
 今朝,9時から約15分,ウルグアイの外務大臣と電話会談をいたしました。安保理での新たな決議の採択に向けて,いろいろと意見交換をさせていただきました。

安保理緊急会合関連

【記者】今日,このあと,電話会談の予定は・・・。

【河野外務大臣】安保理の常任理事国,非常任理事国との間で,今,電話会談を調整しています。

【記者】北朝鮮,核実験をめぐって,昨日,日本時間の遅くですが,安保理緊急会合がありました。アメリカ側から強い制裁を含むものを11日に提出したいということがありまして,一方で中露の対応がですね,また焦点になるかと思いますが,まず会合の受け止めと・・・。

【河野外務大臣】会合では,北朝鮮に対する強いメッセージということになったと思っております。アメリカから新たな決議案が出てくるということで,ニューヨークではその採択に向けて,様々な調整が行われると思っております。

【記者】中国,ロシアはですね,従来の姿勢を崩してない中で,石油の禁輸等々が今後焦点になってくるとは思うんですけれども,11日にとりまとめていく,提出していくに当たってですね,強い制裁を求めている日本政府の立場として,どういうふうに働きかけ,求めていくお考えでしょうか。

【河野外務大臣】今,ニューヨークでも,当然,様々調整が行なわれおりますし,私(大臣)の方からも,安保理のメンバー国の外務大臣に対して,今電話会談の申入れをしておりますので,そこでも様々意見交換をしてまいりたいと思っています。

【記者】その内容というのは,当然,石油というものが入ってくるのですか。

【河野外務大臣】中身については,今,国連で調整中ですので,コメントするのは差し控えたいと思います。

【記者】日曜日の核実験の前には,出稼ぎ労働者についての制限をおっしゃていたと思うんですけれど,そのあと核実験を踏まえれば,やはりその時よりも強い制裁は・・・。

【河野外務大臣】新しい決議の中身については,今調整の作業が始まっていますので,私(大臣)からは差し控えたいと思います。

【記者】北朝鮮が,まだ外部からの石油の輸入というのを特に禁じられていない中で行われている中で,より強い打撃を与えるためには,原油から止めるべきなのか,それとも制限が可能なものから順次進めていくべきだと思うのか,どちらが・・・。

【河野外務大臣】決議の内容については,今もう国連で調整始まっていますから,私(大臣)から内容についてコメントするのは差し控えたいと思います。

【記者】決議だけでなくて,一般的に北朝鮮に打撃を与える制裁の中身として伺ったのですが。

【河野外務大臣】決議で,もう議論が始まっていますので,私(大臣)からは差し控えます。

【記者】電話会談はこれから全ての安保理の理事国と・・・。

【河野外務大臣】いくつかの国と今調整をしています。

【記者】制裁の一方で,話合いの兆候を国際社会と,そういったような意見とか,兆し,兆候みたいなものは・・・。

【河野外務大臣】北朝鮮が非核化の意思を明確にして具体的な行動を取れば,当然,対話ということになるだろうと思います。

【記者】トランプ大統領がツイッターで,北朝鮮と取引している国と貿易停止するのを米国は検討していると書いていますけれども,これは日本とも意識は共有されているのでしょうか。

【河野外務大臣】トランプ大統領がツイッターで何を言おうとしているのか,定かではありませんので,コメントは今のところできません。

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