記者会見
岸田外務大臣臨時会見記録
(平成29年2月12日(日曜日)10時20分 於:中央玄関ホール)
【記者】北朝鮮が弾道ミサイル発射を発射しましたが,外務省の対応はいかがですか。
【岸田外務大臣】本日7時55分頃,北朝鮮西岸から,弾道ミサイルが発射されました。日本海に向けて発射されましたが,我が国のEEZ内ではないと推定をされています。引き続き分析中ではあります。そして,こうした弾道ミサイルの発射,これは言うまでもなく,昨年11月に採択されました安保理決議2321号を始め,累次の安保理決議,それから日朝平壌宣言に違反するとともに,六者会合共同声明の趣旨にも反するものであります。早速,大使館ルートを通じて,北朝鮮に対して,厳重に抗議をし,強く非難をいたしました。その上で,私の方から三点指示を出しました。一つ目が日米同盟,そして日米韓の情報共有を含む安保協力,これをしっかり強化するということ。そして,安保理決議2321号の履行をしっかりと関係国に対して働きかけていくということ。そして三点目としては,我が国は今,国連の安保理非常任理事国ですので,安保理メンバーに対して安保理において強いメッセージを発するよう働きかけるということ。この三点であります。三点の安保理における強いメッセージの発出については,早速,米国を始め関係国に対する働きかけ,開始をしたという報告を受けています。
【記者】大臣,電話会談の予定とかはありますでしょうか。
【岸田外務大臣】早速,今言った点を指示したところでありますので,状況をしっかりと把握しながら,適切に対応していきたいと思います。状況についても先ほど申し上げましたように分析中でありますので,まずはやるべきことをしっかりやり,その上で必要な対応を行っていくということを考えていきたいと思います。