記者会見
岸田外務大臣臨時会見記録
(平成28年1月7日(木曜日)9時40分 於:外務省中央玄関)
冒頭発言
【岸田外務大臣】先ほど,9時から15分程度,米国のケリー国務長官と電話会談を行いました。私の方から今回の北朝鮮の行動につきまして,地域や国際社会の平和や安定に対する重大な脅威であること,安保理決議或いは6者共同声明に明白に違反しているということ,さらにはNPTを中心とする核不拡散体制に対する挑戦であるということ,そして断固とした対応が必要であること,日米,日米韓等の関係国等の連携が重要であることを申し述べました。
これに対しましてケリー国務長官の方からは,日本を始め地域の同盟国に対する防衛コミットメントは確固たるものであることを確認したいということ,そして,今回の実験は安保理決議等に対する明白な違反であり,地域の平和と安定を害するものである,さらには,北朝鮮は自らの行動に対するコストを支払う必要がある,そして,今後の対応について日米間で緊密に調整していきたい,こういった趣旨の発言がありました。
引き続き日米間,日米韓を始めとする関係国間の連携は重視していきたいと思います。
質疑応答
【記者】「コストを支払うべきである」というのはどういったことを指すのでしょうか。
【岸田外務大臣】これはケリー国務長官の発言であります。それ以上詳細についてやりとりはしていません。