記者会見

岸田外務大臣臨時会見記録

(平成28年1月6日(水曜日)12時48分 於:外務省大臣接見室)

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冒頭発言

【岸田外務大臣】本日,北朝鮮は水爆実験を実施した旨発表しました。我が国としては,かかる北朝鮮の挑発行為は累次の国連安保理決議や2005年の六者会合の共同声明に明白に違反し,この地域及び国際社会の平和と安全に対する重大な挑戦であり,断固として非難します。
 先ほど私(大臣)の下で第一回の緊急対策本部会議を開催いたしました。その中で,私の方からは以下の点を指示いたしました。まず1つは,外務省として米韓等関係国と連携しつつ,情報収集に全力を挙げること。2つ目として,北京ルートを通じ,至急北朝鮮に抗議をすること。3点目として,安保理における緊急会合の開催を要請すること。我が国としては新たな決議を求めていくべきであると考えています。そして4点目として,米韓等関係各国外務大臣との電話会談を調整すること。こうした点を指示いたしました。その中で,本日14時30分米国ケネディ大使を外務省に招致し,日米の緊密な連携を確認することとしたいと考えています。
 我が国は本年G7の議長国であります。また,今月から国連の安保理理事国にも就任をしております。G7議長国あるいは国連安保理理事国として,国際社会の平和と安定に関する責任をしっかり果たしていきたいと考えています。

質疑応答

【記者】北朝鮮が水爆の実験を発表したということですが,日本政府としては,その事実関係どういうふうに受け止めていますか。

【岸田外務大臣】水爆実験を行ったという発表が北朝鮮から行われました。そして,その事実関係については,引き続き確認をしている状況です。

【記者】日本と北朝鮮の間には,拉致被害者調査等の懸案が続いておりますけれども,今回の発表によってこれに対する影響というのは。

【岸田外務大臣】我が国としましては,核実験の実施を受けて,国連安保理における働きかけも行いますし,合わせて我が国独自の対応についても検討をせざるを得ないのではないか,このようには考えています。その中で今ご指摘の点についても,考えていきたいと思います。

【記者】制裁のさらなる強化については。

【岸田外務大臣】政府全体として,具体的な対応については,考えていきたいと思います。

【記者】今回原爆でなく,水爆という発表ですが,希望的にあるいは主観的にですけども,水爆の可能性と考えられるのですか。

【岸田外務大臣】いずれにしましても,この発表がございましたが,事実関係については,引き続き,関係各国と連携しながら,しっかり確認をしなければならないと思います。具体的な事実につきましては,引き続きしっかり確認をいたします。

【記者】爆発の規模とかいうのは強いのでしょうか。

【岸田外務大臣】その辺も含めて今確認をいたします。

【記者】今回日本には事前通報というのはあったのでしょうか。

【岸田外務大臣】そうした事前通報等につきましては,何も承知しておりません。

【記者】事前にこういった状況というのは把握されていたのでしょうか。

【岸田外務大臣】我が国としましては,情報収集には全力で取り組んで来ておりますが,こうした核実験につきまして,事前に何か情報があったということは承知しておりません。

【記者】日朝協議の話なのですけれども,制裁の復活や強化そういった国連安保理への提起となりますと,当然,日朝協議というのは一定期間もしくは今後どうなるか分かりませんけれども,閉ざされるという可能性も高まると思いますけれども,それは政府としては致し方ないということでしょうか。

【岸田外務大臣】先ほども申し上げましたように,今回の核実験を受けて我が国独自としても対応を考えていくことになるのではないかと考えますが,具体的な対応につきましては政府全体としてしっかり整理をし,確認をし,検討していかなければならないと考えます。

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