記者会見

岸田外務大臣会見記録

(平成27年10月30日(金曜日)9時45分 於:官邸エントランスホール)

英語版 (English)

日中韓サミット

【NHK 渡辺記者】直近の外交日程についてお伺いしたいと思いますが,3年余りの間,開かれなかった日中韓のサミットが開かれることになりましたけれども,まずこれにつきまして日本としてどういったものにしていきたいのか,どういった成果をここで得たいのか,その辺の意気込みも含めてお伺い出来ますか。

【岸田外務大臣】まず今週末,約3年半ぶりに日中韓サミットを開催する予定であります。また,併せて朴槿恵(パク・クネ)大統領,李克強(り・こっきょう)国務院総理と首脳会談を行うことを予定しております。これらサミット等の会議においては,経済ですとか,文化,環境を始めとする協力案件,幅広い協力案件を総括して,是非,現在,そして,あるいは将来の方向性について,しっかり議論をする,こうした会議にしたいと思っておりますし,併せて地域情勢についても意見交換を行う予定にしております。是非,胸襟を開いて率直な意見交換が行なわれる,そうした有意義な会議にしたいと考えます。

【NHK 渡辺記者】それから日中・日韓の首脳会談に合わせて,それぞれの国との外相会談についても調整されていると思いますが,そちらにおける位置づけ,それからどういったことを日本としてそこで訴えていくのか,またどういった成果を得たいと考えていらっしゃるのか,その辺,外相会談についても話を伺えればと思います。

【岸田外務大臣】今申し上げた首脳会談と合わせて,日中・日韓の外相会談も行う方向で調整をしております。是非,今回行われるいくつかの首脳会談の準備を行う会談として,しっかりとした議論を行っていきたいと思います。外相会談においてしっかり準備をすることによって,それに続く首脳会談を成功に導きたいと考えます。

【朝日新聞 安倍記者】朴槿恵大統領ですけれども朝日新聞と毎日新聞の共同インタビューに答えまして慰安婦問題の年内解決を改めて求めています。韓国側からは具体的な提案というのはありませんで,日本側に解決を求めているような形ですれども,日本側としてはこの辺についてどのように対応されるのでしょうか。

【岸田外務大臣】ご指摘の慰安婦の問題について,我が国の基本的な立場は変わっておりませんし,従来から説明してきたとおりです。引き続き粘り強く議論をしていきたいと思っています。

【毎日新聞 小田中記者】関連してなのですけれども,朴槿恵大統領ですね,今回の会談を機会に日本側の提案を求めていると,11月2日の会談を念頭に日本側の解決策の提案を求めているようなのですけれども,今回の会談で日本側として新たな提案を行う予定は・・・・。

【岸田外務大臣】日本側の基本的な立場は変わりません。粘り強く協議いたします。

【NHK 渡辺記者】日中の外相会談,あるいは首脳会談の場において,中国当局が公式に日本人を4人拘束しているというのを認めましたけれども,この問題を会談で取り上げるということがあるのか,あるいは今回公式に確定したことについての受け止めとして,何かご意見があるかと思いまして,伺いたいと思います。

【岸田外務大臣】ご指摘の点については,本年5月に遼寧省と浙江省で邦人男性2名が中国当局に拘束された旨,中国側から通報が行われました。それ以上の詳細についてはコメントを控えたいと思います。そして首脳会談における議題については,様々な関心事について議論が行われるものと予想されますが,今の段階で,何かこれを取り上げる,取り上げない,そういったことを,予断をもって申しあげるのは控えたいと思います。

南シナ海情勢

【テレビ朝日 千々岩記者】首脳会談・外相会談を含めて,南シナ海の問題,埋め立て及びこの前イージス艦の航行がありました。その辺については取り上げられるのでしょうか。それからまた日本の立場についてお願いします。

【岸田外務大臣】今申し上げたように,様々な分野におけるそれぞれの国の関心事項が取り上げられることになると想像しますし,併せて地域情勢や国際情勢についても意見交換が行われるものと思われますが,具体的に何が取り上げられるのかということについて,今の段階で私(大臣)から何か申し上げるのは控えたいと思います。

【時事通信 石垣記者】南シナ海の領有権問題に関しまして,フィリピンが求めていた仲裁手続きに関して,オランダ・ハーグの常設仲裁裁判所が管轄権を認める決定をして,審議を続ける決定をしました。そのことに対する政府の受け止めをお願いします。

【岸田外務大臣】ご指摘の点,今一度私(大臣)自身確認をしていきたいと思いますが,公海の自由,航行の自由,海洋における法の支配の尊重,これは国際社会にとって大きな関心事であり,ともに協力しなければいけない課題であると思っております。そういった観点からご指摘の点についても注視をしていきたいと考えます。

このページのトップへ戻る
記者会見へ戻る