記者会見

岸田外務大臣会見記録

(平成27年10月27日(火曜日)10時23分 於:官邸エントランスホール)

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日中韓サミット

【テレビ朝日 尾島記者】日中韓首脳会談に際して,日中・日韓首脳会談それぞれの調整状況はいかがでしょうか。

【岸田外務大臣】日中韓サミットについては,議長国韓国を中心に今日程を調整している段階で,まだ日程は決まっておりません。よって,それに関連するバイ会談についても日程は決まっておりません。

【テレビ朝日 尾島記者】日韓首脳会談が行われるかもしれないということに対して,韓国が慰安婦問題の対応を求めていますが,進展の見通しなどは立っていますか。

【岸田外務大臣】まず,日本と韓国の間には難しい問題が存在致しますが,難しい問題であるからこそ対話が重要であると考え,我が国としましては,対話のドアはオープンであるということを従来から申し上げてきました。
 そして,先ほども申し上げましたように,日中韓サミットの日程も,今,正式に発表になっておりませんので,バイ会談についても,日程すら決まっていない,こういった状況にあります。内容について今の段階で申し上げるのは控えたいと思います。
 ただご指摘の点につきまして,我が国政府の立場は従来と変わりはありません。粘り強く引き続き協議していきたいと思っています。

南シナ海情勢

【毎日新聞 小田中記者】南シナ海についてお伺いします。一部報道でアメリカの艦艇が,中国の人工島から12カイリ付近を,哨戒活動を開始したという報道がありますが,日本政府として把握している事実関係と,アメリカから通報等,説明が何か・・・。

【岸田外務大臣】まず,米軍による作戦のひとつひとつについてコメントすることは控えたいと思います。その上で米軍から通報があったかということですが,外交上のやり取り,米国とのやり取りについて詳細を述べることは控えますが,日米の間においては日々緊密に情報交換は行っております。

【毎日新聞 小田中記者】今回,米軍が航行したということが事実であれば,中国側としては,反発は必至なわけですけれども,日本政府として,米軍が航行したとすれば,対応についてはどのような立場を取るのでしょうか。

【岸田外務大臣】そもそも,南シナ海における大規模な埋め立て,あるいは拠点構築など現状を変更し,緊張を高める一方的な行動,これは国際社会共通の懸念事項であると考えています。我が国としましては,開かれた,自由な,そして平和な海を守るために,国際社会が連携していくことが重要であると考えます。国際法に基づいた対応を尊重していくべきだと思います。

【フェニックステレビ リー記者】南シナ海の米軍の行動について日本が同盟国として米国の行動については支持しますか,反対ですか。

【岸田外務大臣】米軍の行動,今,様々な報道があることは承知していますが,実際どのような 行動なのか,これは引き続き,注視をしていきたいと存じます。いずれにしましても開かれた自由で平和な海を守るために国際社会が連携していくことが重要であると思います。

インドネシアのTPP参加の意向

【日経新聞 坂口記者】先ほど,インドネシアの大統領がアメリカのオバマ大統領との会談でTPPに参加する意向を表明したのですが,その受け止めと,この間の大筋合意を受けてそのほかの国でも参加に関心を示しているということがあります。こうした現状についても受け止めも併せてお願いします。

【岸田外務大臣】TPPはアジア太平洋地域において21世紀型の高いレベルの貿易・投資ルールを構築するものであり,今後広がっていくことを,そもそも想定していたものであると認識をしています。アジア太平洋地域の参加国・地域が広がっていくことを想定していると考えておりますので,様々な動きにつきましては,参加を求める国・地域がTPP協定の高いレベル,高い水準を満たす用意があることを示した上で,正式に表明する必要があると考えます。そしてその上でTPP交渉参加国が参加の是非を判断する,こうしたことになると考えます。インドネシアの動き等についても引き続き注視していきたいと考えます。

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