記者会見

岸田外務大臣会見記録

(平成27年1月9日(金曜日)9時41分 於:官邸エントランスホール)

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冒頭発言-岸田大臣のインド,フランス,ベルギー及び英国訪問

【岸田外務大臣】本年も,「地球儀を俯瞰する外交」を更に力強く推進していく観点から,諸般の事情が許せば,15日から22日まで,インド,フランス,ベルギー及び英国を訪問いたします。
 インドでは,日印外相間戦略対話を通じ,政治・安全保障・経済など幅広い分野での日印協力を一層強化していきます。
 欧州との安全保障協力,貿易・経済関係を一層強化するため,フランス,ベルギー及びイギリスの外相,EUのモゲリー二外務・安全保障政策上級代表等と会談すると共に,英国では初の外務・防衛閣僚会合を開催いたします。
 また,戦略的発信の強化の観点から,デリー及びブリュッセルでは,地域及び世界の平和と繁栄に貢献する我が国の決意をしっかり発信していきたいと考えております。

岸田大臣のインド,フランス,ベルギー及び英国訪問

【TV東京 山口記者】今おっしゃられた外遊なんですけれども,年明け最初の大臣の外遊となりますが,外遊先をこの4ヵ国・地域に選ばれた理由についてお願いします。

【岸田外務大臣】まず,今年も「地球儀を俯瞰する外交」をしっかり進めていかなければなりませんが,その中でまず我が国の外交にとって重要なパートナーでありますアジア・欧州を訪問させて頂きまして,今後世界の平和や安定・繁栄に我が国としていかに貢献していくか,さらには経済発展,あるいはグローバルな課題においてどのような連携ができるのか,こういった点につきましてしっかりと確認をする,確かめる機会にしたいと考えています。
 その中でインドは,言うまでもなく基本的な価値ですとかあるいは戦略的利益を共有する重要なパートナーです。二国間関係ももちろんですが,併せて国際社会,あるいは地域における様々な課題についても意見交換をしていきたいと考えています。
 そして,英国およびフランスは我が国が積極的平和主義を進める上で重要なパートナーとなりますが,是非この安全保障分野さらにはグローバルな課題,こういった課題について突っ込んだ議論を行っていきたい,このように考えております。
 そしてEUは,昨年12月に新体制が発足しました。是非このEUの新体制との間においてもしっかりとした信頼関係を築いていかなければならないということで,今回足を運び,意見交換をさせて頂きたいと考えております。
 そして併せて,ベルギーとの間においては来年,国交・外交関係樹立150周年を迎えます。こういった点を念頭に,しっかりとした意思疎通を図っていきたい,このように考えております。

パリにおける襲撃テロ事件

【TV東京 山口記者】奇しくも大臣がこれから行かれるフランスでは,テロ事件がありました。その後も警官への発砲事件が起こったり等,フランスでかなり厳戒態勢が続いておりますけれども,これはフランスへ行かれてファビウス外相ですとかに会われた時に対テロという部分で一致をしたいというようにお考えでしょうか。

【岸田外務大臣】今回フランスのファビウス外相ともお会いし,二国間関係のみならず様々な課題について突っ込んだ意見交換をしたいと考えています。その中にあってテロとの戦い,これも一つの大きなテーマになるのではないかと想像いたします。
 相手とのやり取りですので,実際どのような意見交換を行うのか今ここで確定的なことは申し上げられませんが,ご指摘の点も含めて幅広く意見交換はしていきたいと考えています。

日中韓外相会談

【TV東京 山口記者】話はアジアに変わって,日中韓外相会談なんですけれども,去年の末から韓国側が調整していたと思うのですが,月内の開催というのはかなり厳しいという認識でよろしいでしょうか。

【岸田外務大臣】日中韓の外相会談については,従来から我が国としましては未来志向で三国間の関係を推進していく観点から重視してきました。しかし,現在のところ具体的な日程については何も決まっていない状況にあります。引き続き,議長国韓国を中心に日程が調整されることを強く期待したいと思っています。

岸田大臣のインド,フランス,ベルギー及び英国訪問

【共同通信 市ノ瀬記者】デリーとブリュッセルで発信されるというお話でしたが,内容はどういうテーマについてどういうことを発信していくのでしょうか。まだ色々考えられている途中かとは思いますが。

【岸田外務大臣】今年,戦後70年という大きな節目を国際社会も迎えます。その中にあって我が国として,国際社会あるいは地域の繁栄や安定にどのような貢献をしていくのか,そしてグローバルな課題にどのように取り組んでいくのか,こういった点についてはしっかりとメッセージを発信していかなければならないと考えています。
 今回,アジアそして欧州の主要国を訪問するのにあたりまして,こういった機会を捉えて一つの発信の場にしていきたいと考えています。内容については今調整中です。

パリにおける襲撃テロ事件

【NHK 小嶋記者】先ほどのフランスのテロの件ですけれども,大臣から先方にメッセージを発せられたりとかしてますが,この事件が起きたことについてのご所見と今後の日本政府の対応をお願いします。

【岸田外務大臣】今回の事件については,強い衝撃と憤りを禁じ得ません。卑劣なテロ,あるいは言論や報道の自由に対する挑戦,こういったものは決して許してはならないと考えています。断固非難をすると同時に,お亡くなりになられました方々には哀悼の意を表し申し上げ,そして負傷された方々には心からお見舞いを申し上げたいと思っています。
 こうした我が国の思いについては,既に安倍総理からオランド大統領に対しまして,また私(大臣)からはファビウス外相に対しましてお見舞いのメッセージという形で伝えさせて頂いております。こうした思いを国際社会と共有しながらテロとの戦いに臨んでいかなければならない,このように考えます。

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