記者会見

岸田外務大臣会見記録

(平成26年10月28日(火曜日)8時35分 於:官邸エントランスホール)

エボラ出血熱

【テレビ東京 橋爪記者】今,エボラの関係の閣僚会議がありまして感染拡大の恐れが疑念されていますけれども,追加支援としては具体的にどのような話があるのでしょうか。

【岸田外務大臣】追加支援は,我が国としての支援については既に安倍総理から国連総会の機会等を通じまして国際社会にしっかり明らかにしていますが,エボラとの闘い,これはもう国際社会全体として取り組んでいるところであり,現状のこの厳しい状況を考えます時に追加の支援策は考えていかなければならないということで我が国としても今検討を進めている状況にあります。

【テレビ東京 橋爪記者】海外で邦人の発症者が出た場合等の対応策は。

【岸田外務大臣】海外で邦人の患者が発生した場合,そういったことについてはですね,まずは医師の判断ですとか,あるいは本人の意思ですとか,ご家族の意向等,総合的に勘案しなければなりません。その上で,政府として迅速に対応することができるように関係府省で今連携をしているところでありますし,外務省としても具体的な対応を今準備しているところです。ただ,現段階において具体的に予断を持って申し上げるのは控えたいと存じます。問題意識をしっかり持って,政府全体として今対応を進めているというのが現状です。

政府担当者の平壌派遣

【テレビ東京 橋爪記者】拉致に関してなんですけれども,伊原局長が到着されたということで,現状どのようなことを聞いておられますでしょうか。

【岸田外務大臣】昨日,伊原局長他一行は平壌入りをいたしました。そして今日の午前中もうまもなく北朝鮮側との会議が始まると承知をしています。今現状,最終調整段階にあると聞いております。

政治資金問題

【テレビ東京 橋爪記者】昨夜,望月大臣が緊急で会見を行いまして,「政治とカネ」の問題について,今日の朝の報道が出る前にということなんですけれども,会見を行いました。同じ派閥として,こうした問題が出ていることについての受け止めをお願いします。

【岸田外務大臣】昨日,望月大臣が記者会見をされたと承知をしております。そしてその際に,自らの政治資金の問題について説明をされたと聞いております。望月大臣の方から自らの政治資金の問題について会見を開き,説明されたものだと思っております。

政府担当者の平壌派遣

【NHK 小嶋記者】北朝鮮の関係ですけれども,先ほど最終調整中とおっしゃいましたが,それは面会相手についてですか。

【岸田外務大臣】それも含めて,特別調査委員会の責任ある立場の人物に出席をしてもらい,我が国の立場をしっかり伝えたいと思っています。その出席者等も含めて最終調整中だと聞いております。

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