記者会見

岸田外務大臣会見記録

(平成26年4月1日(火曜日)8時39分 於:官邸エントランスホール)

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冒頭発言-「防衛装備移転三原則」

【岸田外務大臣】本日,「防衛装備移転三原則」が閣議決定されました。
 新たな原則は,武器輸出三原則等がこれまで果たしてきた役割に十分配意した上で,防衛装備の海外移転に関し,安全保障環境に適合するよう,これまでの例外化の経緯を踏まえ,包括的に整理し,明確な原則を定めたものです。
 新たな原則について,国際社会に対し丁寧に説明を行ってまいります。また,その運用に際しても,外交・安全保障上及び国際法上の観点等から,厳格審査や適正管理について,しっかり協力していきたいと考えております。

日朝政府間協議

【TBS 久保田記者】日朝協議ですが,二日間の日程を終えました,受け止めをよろしくお願いします。

【岸田外務大臣】日朝政府間協議については,二日間にわたりまして,真摯かつ率直な意見交換が行われたと報告を受けております。そして,内容につきましては,日朝双方がそれぞれの関心事を取り上げ協議を行ったということですが,協議の結果,協議については引き続き協議を継続していく,こういった点で一致したことについては一定の評価をしております。いずれにせよ1年4ヶ月振りの協議でありますし,今後も協議は継続されるということで一致をいたしましたので,引く続き粘り強く交渉していかなければならないと考えています。

【TBS 久保田記者】久しぶりの協議ということで,北朝鮮の変化などに,何か感じることはありましたか。友好的な演出をしているのですかね。

【岸田外務大臣】具体的な中身については,しっかり報告を受けなければならないと思っていますが,今回,協議,対話が再開をされたこと,そして,今後,継続をしていくということについては一定の評価をしています。しかしながら,昨今の北朝鮮の動きなどを見ておりましても,ミサイル開発ですとか,あるいは核開発にむけて前向きな動きは感じられないと思っています。是非,拉致,核,ミサイル,こうした諸懸案を包括的に解決するべく,しっかりと働きかけていかなければならないと考えています。

国際司法裁判所「南極における捕鯨」訴訟判決

【TBS 久保田記者】日本の調査捕鯨が違法だという判断が下りました。こちらの受け止めをお願いします。

【岸田外務大臣】今回,ICJにおきまいて,日本と豪州の間の南極における捕鯨訴訟の判決が言い渡されたわけですが,第2期南極海,鯨類捕獲調査はICRW第8条1項の規定の範囲内に納まらないと判示されました。このことについては,大変残念であると思っておりますし,深く失望しております。しかしながら,日本としましては国際法の秩序,あるいは法の支配を重視する国家であります。よって判決には従いたいと存じます。
 今後の具体策につきましては,判決内容を慎重に精査した上で真摯に検討をしていきたいと考えています。

消費増税

【共同通信 小野記者】本日から消費増税,5%から8%に上がると思うのですが,まだ増税の使いみち等,国民に理解されていない部分もあるかと思うのですが,閣僚のお一人として,どのように今後国民の理解を進めていかれるのか,何か一言あれば。

【岸田外務大臣】消費増税,国民の皆さま方に新たな負担をお願いするわけですから,その税金の使いみちについては,今日までも説明努力は続けてきましたが,引き続き誠実に説明努力は続けていかなければならない課題であると思っています。
 日本の財政状況,あるいは経済状況等,様々な観点から,引き続き国民の皆さまの理解を得るべく,政府としては努力をしていかなければならないと考えています。

国際司法裁判所「南極における捕鯨」訴訟判決

【NHK 渡辺記者】捕鯨の関連ですが,食文化という観点から見た場合,それぞれの国には,それぞれの食文化があると思うのですが,こうした日本の捕鯨に対しての国際的な圧力,食文化という観点から大臣はどのようにお考えでしょうか。

【岸田外務大臣】捕鯨については,様々な観点から様々な意見があります。そうした中での我が国の考え方については,今日までも丁寧に説明をしてきました。
 今回,一つの判決が出たわけですので,このことについては,国際法の秩序を尊重する立場からしっかり受け止めさせていただきたいと考えています。そして,この判決の内容を精査した上で,今後我が国としてどう対応するのか,しっかりと検討していきたいと考えています。

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