記者会見

岸田外務大臣会見記録

(平成25年10月29日(火曜日)8時38分 於:官邸エントランスホール)

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冒頭発言-イラン訪問,ASEM出席

【岸田外務大臣】私(大臣)は,諸般の事情が許せば,11月9日から10日にイランを訪問し,引き続き,11日から12日にはインドを訪問し,そして,ASEM(アジア欧州会合)第11回外相会合に出席をいたします。
 イランでは,ザリーフ外相と会談し,ローハニ大統領に表敬いたします。
イランとの関係では,ローハニ大統領誕生以来,9月初めの高村総理特使のイラン訪問,そして,9月後半のNYで外相会談と首脳会談を行い,核問題等について働きかけを行ってきました。今回は,イランの戦略的・地政学的な重要性を念頭に,イランとEU3+3,あるいはIAEAとの協議を踏まえて,核問題や,二国間関係,地域情勢等について忌憚のない意見交換を行いたいと考えています。
 ASEMでは,経済成長,地域情勢等について議論をするつもりです。アベノミクスを通じた日本経済の再生,積極的平和主義といった日本の取組を紹介させていただきたいと思います。また,東アジア情勢等につき積極的に議論に参加していきたいと考えています。
 また,この機会に,価値を共有し,経済成長を実現する上でも重要な欧州諸国との関係を,各地域単位で強化したいと考えています。具体的には,「V4+日本」外相会合に加えまして,日本にとって初の試みであります,北欧・バルト8か国の外相等との会合も行う予定にしております。

イラン情勢

【テレビ東京 山口記者】イラン情勢ですけれども,昨日もEUのアシュトン上級代表と会談をされたと思うのですが,どういった意見交換をされたのかということと,このタイミングでイランを訪問する意義を具体的に教えていただきたいのと,今後どのような日本としてイランの国際社会の関係改善に向けた取組みの中でどのように日本政府としてアプローチしていくかをお願いします。

【岸田外務大臣】昨日のアシュトン上級代表との会談におきましては,イラン情勢,特にアシュトン上級代表はイラン問題につきましては中心となって関わってきた方ですので,アシュトン上級代表のイランに対する見方等について話を伺わさせていただいたこういったことでありました。そして,我が国のイランに対する働きかけ,関わりですが,イランにおきましてローハニ新政権がスタートしました。そして,EU3+3,あるいはIAEA,こうした関係国,関係機関との協議が今続けられています。
 日本としましては,是非,こうした時期をしっかりとらえて,イランに対して柔軟性を示す,具体的な行動を示す,こういったことを働きかけていきたいと考えています。 我が国はイランとの間において,伝統的な友好関係があります。こうした関係を生かしながら,イランに対して働きかけを行っていきたい,このように考えております。

NSAによる情報収集問題

【テレビ朝日 藤川記者】一部海外メディアで,米政府によります盗聴の問題について,日本も盗聴の対象になっていたという報道がありますけれども,こういったことについてどのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。

【岸田外務大臣】NSAによる通信記録収集問題ですが,この問題につきましては,日本は米との間においても,引き続き様々な意思疎通を図っております。内容については控えさせていただきたいと思いますが,今後もこの問題についての動きを注視をしていきたいとは考えています。

【朝日新聞 菊池記者】具体的なことは言えないということですが,外務省からその事実があったかどうかの照会を米にされているかどうか。

【岸田外務大臣】米に対しては,様々なルートで意思疎通は図り続けています。詳細については控えたいと存じますが,今後ともこの問題について関心を持ち,注視はしていきたいとは考えています。

モンゴル大統領の訪朝

【毎日新聞 福岡記者】今,モンゴルの大統領と北朝鮮のトップが会談していますけれども,今後の拉致問題等についての期待も含めて,今のお考えをお願いします。

【岸田外務大臣】モンゴルと北朝鮮は,従来から友好関係を持っているということを承知しています。この両国のトップの会談において,どのようなやり取りがされるのか,我が国としても関心を持って見ていきたいと存じます。内容については,何もまだ承知しておりませんので,引き続き注視をしていきたいと考えています。

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