記者会見
岸田外務大臣臨時会見記録
(平成29年7月22日(土曜日)15時00分 於:香川県高松港)
冒頭発言
【岸田外務大臣】地方の魅力を世界に発信する「地方を世界へ」プロジェクトもすでに6回目となりますが,本日は10か国の駐日外交団と共に香川県を訪問させていただきました。今回は浜田香川県知事に県内の全ての公式日程に同行いただいており,心から感謝を申し上げます。
香川県は外務大臣としての大先輩であり,宏池会会長を務めた大平正芳元総理の生誕の地です。本日午前に大平元総理のお墓参りをさせていただきました。また,ここ高松はかつて私自身,国会議員になる前ですが,銀行に勤務していた時代2年半,高松支店に赴任した経験があり,私にとりましても思い出の土地であります。この香川県につきましては,昨年2月,浜田知事と共催で,その魅力を世界に発信するレセプションを東京の外務省飯倉公館において開催をさせていただきましたが,今回は各国の外交団と共に香川県の現地を訪問させていただくことができたこと,大変、嬉しく思っております。本日は香川の誇る伝統庭園を擁する栗林公園を訪問させていただきまして,同公園内にて浜田香川県知事,大西高松市長及び香川県の経済関係者の皆様方と昼食をとりながら,香川県の観光資源の海外への売り込み等をテーマに,有意義な意見交換を実施させていただきました。その後,うどん作りを体験し,自分で作った讃岐うどんを食べ,まさに各国外交団の皆様方に「うどん県香川」を体験していただきました。この後は船で美しい小豆島に移動し,伝統ある醤油蔵及びオリーブ公園を視察する予定になっています。また浜田知事,三枝土庄町長、塩田小豆島町長,こうした皆様方と外交団の皆様方に,共に夕食を取っていただきながら香川県の魅力を発信することにつきまして,議論を深めさせていただきたいと思っております。私からは以上です。
香川県は外務大臣としての大先輩であり,宏池会会長を務めた大平正芳元総理の生誕の地です。本日午前に大平元総理のお墓参りをさせていただきました。また,ここ高松はかつて私自身,国会議員になる前ですが,銀行に勤務していた時代2年半,高松支店に赴任した経験があり,私にとりましても思い出の土地であります。この香川県につきましては,昨年2月,浜田知事と共催で,その魅力を世界に発信するレセプションを東京の外務省飯倉公館において開催をさせていただきましたが,今回は各国の外交団と共に香川県の現地を訪問させていただくことができたこと,大変、嬉しく思っております。本日は香川の誇る伝統庭園を擁する栗林公園を訪問させていただきまして,同公園内にて浜田香川県知事,大西高松市長及び香川県の経済関係者の皆様方と昼食をとりながら,香川県の観光資源の海外への売り込み等をテーマに,有意義な意見交換を実施させていただきました。その後,うどん作りを体験し,自分で作った讃岐うどんを食べ,まさに各国外交団の皆様方に「うどん県香川」を体験していただきました。この後は船で美しい小豆島に移動し,伝統ある醤油蔵及びオリーブ公園を視察する予定になっています。また浜田知事,三枝土庄町長、塩田小豆島町長,こうした皆様方と外交団の皆様方に,共に夕食を取っていただきながら香川県の魅力を発信することにつきまして,議論を深めさせていただきたいと思っております。私からは以上です。
質疑応答
【記者】3点ありますが,1点,重複するかもしれませんけど,これで日程は途中ですが,世界に発信すべき香川の魅力というのを今の時点でどういうものがあるとお考えでしょうか。
【岸田外務大臣】先ほどの昼食懇談会の中でも話題になりましたが,うどん,海産物をはじめとする素晴らしい食の文化があります。そして瀬戸内海と島々が生み出す世界の宝石と言われる素晴らしい瀬戸内海の光景,風景があります。また,四国の歴史を織りなす四国遍路もありますし,そしてこの後ろにありますオブジェを見ても芸術の分野におきましても「直島」をはじめ,世界に知られる素晴らしい芸術文化を擁しておられます。こうした魅力について,先ほどの昼食懇談会の中でもいろいろと紹介ややりとりがあったわけですが,これらこそ世界が香川県に感ずる素晴らしい魅力なのではないかと思いながら話を聞いておりました。
【記者】これからの議論でもあるんでしょうけども,こうした香川の魅力,地方の魅力をどのようにして発信をしていくお考えでしょうか。
【岸田外務大臣】例えば先ほどの「直島」ですとか瀬戸内芸術祭は私も外務大臣をやりヨーロッパ等を回る際に,先方から指摘があるなど世界的にも大変知名度の高まっている行事であるということを感じています。素晴らしい潜在力を元々,香川県は持っておられるわけですが,これをいかに世界の方々に知っていただくかということです。その一つの糸口として今回各国外交団の方々に直接香川県に足を運んでいただき魅力に触れていただく,こういったことを考えた次第です。各国外交団の皆様方からも是非,それぞれの母国から多くの,最近は特に多くの観光客が日本を訪れています。日本を訪れる観光客,自国の方々に是非こうした香川の魅力を自分たちからもしっかり紹介させていただきたい,こういった話も出ておりました。加えて外務省としましては,世界各国の大使館,総領事館,200を超える拠点を持っています。こうした拠点,200を超える拠点,これを総動員する形で香川はじめとする日本の地方の魅力の発信にこれからもしっかり取り組んでいきたいと考えます。こういったことで是非,香川県との接点をいろんな形で作らせていただき,多くの方々にこの素晴らしい魅力に触れていただく,香川を訪れていただく,こういった結果に繋げていくことができればと思っています。
【記者】外交団の,今回の駐日外交団の方からは,先ほども少しありましたけれども,どのような感想とか声が挙がっていましたでしょうか。印象とか。
【岸田外務大臣】外交団の方々は初めて香川を訪問される方がほとんどだと思います。そういった方々から,「うどん県香川」とかいろいろな香川に対する知識はこれまでも持っていたけれども,昼食懇談会の中でいろんな魅力について紹介があり,話が出ておりました。いろんな魅力があるんだなということについて改めてよくわかったという話も出ておりました。是非,こうした機会を通じて香川の魅力は,うどんはもちろんですけれど,それ以外にもいっぱいあるんだということをしっかりと感じてもらえるきっかけになっているのではないかと感じました。是非,それぞれの自分の国々,国に対してしっかりと香川をアピールしてもらいたいと思いますし,訪日する方々にしっかりとピーアールしていただく,こういったことをしていただければ大変有り難いなと思いながら話を聞いておりました。そんなやりとりが先ほど,昼食会,昼食懇談会の中であったということは紹介させていただきたいと思います。
【記者】内閣改造について,安倍政権の支持率が低下していますが,今回の改造に望むこと,及び支持率の回復に必要な人事というのはどういうものかということをお伺いしたいと思います。御自身の果たすべき役割とともに教えてください。
【岸田外務大臣】今,内閣に対する支持率が低下するなど,政府そして自民党に対して,厳しい国民の声があるということ,これは事実であり,我々はそれをしっかり受け止めなければならないと思います。こうした国民の声には真摯に耳を傾けるとともに,信頼回復に向けて一つ一つ努力を積み重ねていかなければなりません。決して,何か一つこれをやれば一気に状況が変わるなどという甘いものではないと思います。一つ一つの積み重ねが大事です。その一つ一つの積み重ねの一つが,人事,内閣改造でもあると思っています。そして,どのような人事を考えるべきかということですが,勿論,人事は総理が中心になって考えられることでありますが,幸い,自民党の中には優秀な,多彩な人材に恵まれています。多くの人材があると自負しています。こうした有力な人材を適材適所でしっかりと配置し,政府をしっかり支えていく,こういった姿勢を示すことが大事なのではないか,このように思います。そして,私自身ということにつきましては,私自身,今申し上げたような思いで,自民党の一人として政府をしっかり支えていかなければならないと思っています。そういった思いで,しっかり汗をかきたいと思います。具体的なポストについては総理が判断されるものだと思っています。
【記者】来週,月曜,火曜に衆参閉会中審査が行われます。加計学園の問題や防衛省の日報問題をめぐって議論が行われることです。こうした中で政府はどうのような対応で臨むべきかということと,野党は稲田大臣の罷免を求めていますが,それについてはどのようにお考えでしょうか。
【岸田外務大臣】先ほど申し上げました国民の厳しい目に応えるためには一つ一つ努力を積み重ねていくしかありません。来週,24日,25日の二日間予定されている衆参での予算委員会の集中審査,ここで,丁寧に誠心誠意,説明をしていく,こういった努力もその一つ一つの努力の積み重ねの一つであると思っています。そういった思いで,丁寧に,誠実に説明責任を果たし,努力をすることが大事ではないかと考えます。稲田大臣の件につきましても,こうした予算委員会の場等を通じて,しっかりと説明をしていく,誠心誠意,説明をしていく,これに尽きると思っています。予算委員会の場等も説明の大切な場になるのではないかと考えます。
【岸田外務大臣】先ほどの昼食懇談会の中でも話題になりましたが,うどん,海産物をはじめとする素晴らしい食の文化があります。そして瀬戸内海と島々が生み出す世界の宝石と言われる素晴らしい瀬戸内海の光景,風景があります。また,四国の歴史を織りなす四国遍路もありますし,そしてこの後ろにありますオブジェを見ても芸術の分野におきましても「直島」をはじめ,世界に知られる素晴らしい芸術文化を擁しておられます。こうした魅力について,先ほどの昼食懇談会の中でもいろいろと紹介ややりとりがあったわけですが,これらこそ世界が香川県に感ずる素晴らしい魅力なのではないかと思いながら話を聞いておりました。
【記者】これからの議論でもあるんでしょうけども,こうした香川の魅力,地方の魅力をどのようにして発信をしていくお考えでしょうか。
【岸田外務大臣】例えば先ほどの「直島」ですとか瀬戸内芸術祭は私も外務大臣をやりヨーロッパ等を回る際に,先方から指摘があるなど世界的にも大変知名度の高まっている行事であるということを感じています。素晴らしい潜在力を元々,香川県は持っておられるわけですが,これをいかに世界の方々に知っていただくかということです。その一つの糸口として今回各国外交団の方々に直接香川県に足を運んでいただき魅力に触れていただく,こういったことを考えた次第です。各国外交団の皆様方からも是非,それぞれの母国から多くの,最近は特に多くの観光客が日本を訪れています。日本を訪れる観光客,自国の方々に是非こうした香川の魅力を自分たちからもしっかり紹介させていただきたい,こういった話も出ておりました。加えて外務省としましては,世界各国の大使館,総領事館,200を超える拠点を持っています。こうした拠点,200を超える拠点,これを総動員する形で香川はじめとする日本の地方の魅力の発信にこれからもしっかり取り組んでいきたいと考えます。こういったことで是非,香川県との接点をいろんな形で作らせていただき,多くの方々にこの素晴らしい魅力に触れていただく,香川を訪れていただく,こういった結果に繋げていくことができればと思っています。
【記者】外交団の,今回の駐日外交団の方からは,先ほども少しありましたけれども,どのような感想とか声が挙がっていましたでしょうか。印象とか。
【岸田外務大臣】外交団の方々は初めて香川を訪問される方がほとんどだと思います。そういった方々から,「うどん県香川」とかいろいろな香川に対する知識はこれまでも持っていたけれども,昼食懇談会の中でいろんな魅力について紹介があり,話が出ておりました。いろんな魅力があるんだなということについて改めてよくわかったという話も出ておりました。是非,こうした機会を通じて香川の魅力は,うどんはもちろんですけれど,それ以外にもいっぱいあるんだということをしっかりと感じてもらえるきっかけになっているのではないかと感じました。是非,それぞれの自分の国々,国に対してしっかりと香川をアピールしてもらいたいと思いますし,訪日する方々にしっかりとピーアールしていただく,こういったことをしていただければ大変有り難いなと思いながら話を聞いておりました。そんなやりとりが先ほど,昼食会,昼食懇談会の中であったということは紹介させていただきたいと思います。
【記者】内閣改造について,安倍政権の支持率が低下していますが,今回の改造に望むこと,及び支持率の回復に必要な人事というのはどういうものかということをお伺いしたいと思います。御自身の果たすべき役割とともに教えてください。
【岸田外務大臣】今,内閣に対する支持率が低下するなど,政府そして自民党に対して,厳しい国民の声があるということ,これは事実であり,我々はそれをしっかり受け止めなければならないと思います。こうした国民の声には真摯に耳を傾けるとともに,信頼回復に向けて一つ一つ努力を積み重ねていかなければなりません。決して,何か一つこれをやれば一気に状況が変わるなどという甘いものではないと思います。一つ一つの積み重ねが大事です。その一つ一つの積み重ねの一つが,人事,内閣改造でもあると思っています。そして,どのような人事を考えるべきかということですが,勿論,人事は総理が中心になって考えられることでありますが,幸い,自民党の中には優秀な,多彩な人材に恵まれています。多くの人材があると自負しています。こうした有力な人材を適材適所でしっかりと配置し,政府をしっかり支えていく,こういった姿勢を示すことが大事なのではないか,このように思います。そして,私自身ということにつきましては,私自身,今申し上げたような思いで,自民党の一人として政府をしっかり支えていかなければならないと思っています。そういった思いで,しっかり汗をかきたいと思います。具体的なポストについては総理が判断されるものだと思っています。
【記者】来週,月曜,火曜に衆参閉会中審査が行われます。加計学園の問題や防衛省の日報問題をめぐって議論が行われることです。こうした中で政府はどうのような対応で臨むべきかということと,野党は稲田大臣の罷免を求めていますが,それについてはどのようにお考えでしょうか。
【岸田外務大臣】先ほど申し上げました国民の厳しい目に応えるためには一つ一つ努力を積み重ねていくしかありません。来週,24日,25日の二日間予定されている衆参での予算委員会の集中審査,ここで,丁寧に誠心誠意,説明をしていく,こういった努力もその一つ一つの努力の積み重ねの一つであると思っています。そういった思いで,丁寧に,誠実に説明責任を果たし,努力をすることが大事ではないかと考えます。稲田大臣の件につきましても,こうした予算委員会の場等を通じて,しっかりと説明をしていく,誠心誠意,説明をしていく,これに尽きると思っています。予算委員会の場等も説明の大切な場になるのではないかと考えます。