記者会見
岸田外務大臣臨時会見記録
(平成29年5月30日(火曜日)17時50分 於:飯倉公館)
冒頭発言
【岸田外務大臣】本日,来日中の楊潔篪(よう・けつち)国務委員と,約1時間20分間にわたりまして,日中関係の今後の取り進め方及び北朝鮮問題について,日中両国の外交の責任者同士として,意見交換を行いました。全体として,大変良い雰囲気の会談であったと受け止めています。
日中関係については,本年の「日中国交正常化45周年」及び来年の「日中平和友好条約締結40周年」こうした節目の年を捉え,当面の国際会議の機会等も活用しながら,日中関係の改善に努力していくこと,これを再確認しました。また,この共通の目標に向かい,懸案を適切に処理しながら,肯定的側面を拡充・強化していくことの重要性についても一致を致しました。
その中で,私から昨年提起した,「5つの協力分野」の協力等を具体化していくべきこと,そして,東シナ海をはじめとする諸懸案を適切に対処していくべきであるということ,こうしたことを伝えました。「5つの協力分野」については,高く評価し,そして実現に向けて協力していきたいという発言が楊潔篪国務委員からありました。
また,北朝鮮問題については,北朝鮮の核・ミサイル開発が新たな段階の脅威となっている中,今は北朝鮮への圧力を強化することが重要である,その際に中国の役割は極めて重要であり,より積極的な役割を果たしてほしい旨,強く働きかけを行いました。双方は国連の場を含め,北朝鮮問題について一層緊密に連携して取り組んでいく,こうしたことでは一致致しました。私からは以上です。
日中関係については,本年の「日中国交正常化45周年」及び来年の「日中平和友好条約締結40周年」こうした節目の年を捉え,当面の国際会議の機会等も活用しながら,日中関係の改善に努力していくこと,これを再確認しました。また,この共通の目標に向かい,懸案を適切に処理しながら,肯定的側面を拡充・強化していくことの重要性についても一致を致しました。
その中で,私から昨年提起した,「5つの協力分野」の協力等を具体化していくべきこと,そして,東シナ海をはじめとする諸懸案を適切に対処していくべきであるということ,こうしたことを伝えました。「5つの協力分野」については,高く評価し,そして実現に向けて協力していきたいという発言が楊潔篪国務委員からありました。
また,北朝鮮問題については,北朝鮮の核・ミサイル開発が新たな段階の脅威となっている中,今は北朝鮮への圧力を強化することが重要である,その際に中国の役割は極めて重要であり,より積極的な役割を果たしてほしい旨,強く働きかけを行いました。双方は国連の場を含め,北朝鮮問題について一層緊密に連携して取り組んでいく,こうしたことでは一致致しました。私からは以上です。
質疑応答
【記者】中国に更なる役割を求めたということですけれど,中国側の反応,どのようなものだったのでしょうか。
【岸田外務大臣】中国側の考え方,対応についても率直な発言があり,そして双方でしっかりとした意見交換を行うことが出来ました。詳細については控えたいと思います。
【記者】圧力を今強化すべきというのが今の現状日本政府の立場だと思うんですが,それとの一致という点はどうなんでしょうか。
【岸田外務大臣】対話と圧力について,双方で率直な意見交換を行いました。
【記者】日中関係の部分ですけれども,首脳会談等々,国際会議の場を活用してということがありましたけど,それは首脳会談というのも念頭に置いてと言うことでよろしいでしょうか
【岸田外務大臣】具体的なこの対話の日程については,控えたいと思いますが,当面の外交日程を見据えながら,首脳レベルも含めて,様々なレベルで対話を強化するべきである,こうしたことについては私からも述べましたし,対話を強化するという点については一致が出来たと思っています。
【記者】開催されてません日中韓のサミット,これについて今日は意見交換があったのでしょうか。
【岸田外務大臣】様々な外交日程について意見交換を行いました。ただ詳細については控えます。
【記者】日中の首脳同士の相互訪問については何らか岸田大臣の方から提案なりお話しはあったんでしょうか。
【岸田外務大臣】様々な対話ということで意見交換を致しました。ハイレベルの訪問等についても意見交換を行いました。詳細は控えます。
【記者】3月末から日本人,地質調査の日本人6人が拘束されたままとなっていますが,その件については大臣から提起されましたか。
【岸田外務大臣】詳細は控えますが,私の方から中国側に問題提起いたしました。そして,前向きな対応を求めました。中国側からこれについての説明はありました。
【岸田外務大臣】中国側の考え方,対応についても率直な発言があり,そして双方でしっかりとした意見交換を行うことが出来ました。詳細については控えたいと思います。
【記者】圧力を今強化すべきというのが今の現状日本政府の立場だと思うんですが,それとの一致という点はどうなんでしょうか。
【岸田外務大臣】対話と圧力について,双方で率直な意見交換を行いました。
【記者】日中関係の部分ですけれども,首脳会談等々,国際会議の場を活用してということがありましたけど,それは首脳会談というのも念頭に置いてと言うことでよろしいでしょうか
【岸田外務大臣】具体的なこの対話の日程については,控えたいと思いますが,当面の外交日程を見据えながら,首脳レベルも含めて,様々なレベルで対話を強化するべきである,こうしたことについては私からも述べましたし,対話を強化するという点については一致が出来たと思っています。
【記者】開催されてません日中韓のサミット,これについて今日は意見交換があったのでしょうか。
【岸田外務大臣】様々な外交日程について意見交換を行いました。ただ詳細については控えます。
【記者】日中の首脳同士の相互訪問については何らか岸田大臣の方から提案なりお話しはあったんでしょうか。
【岸田外務大臣】様々な対話ということで意見交換を致しました。ハイレベルの訪問等についても意見交換を行いました。詳細は控えます。
【記者】3月末から日本人,地質調査の日本人6人が拘束されたままとなっていますが,その件については大臣から提起されましたか。
【岸田外務大臣】詳細は控えますが,私の方から中国側に問題提起いたしました。そして,前向きな対応を求めました。中国側からこれについての説明はありました。