記者会見
岸田外務大臣臨時会見記録
(平成29年2月3日(金曜日)20時07分 於:中央玄関ホール)
冒頭発言
【岸田外務大臣】先程,マティス国防長官と初めての会談を行いました。会談時間は約50分でありました。今回の会談では,アジア太平洋地域の地域情勢を中心に意見交換を行い,地域の安全保障環境が一層厳しさを増す中,日米同盟を一層強化していく,このことで一致をいたしました。また,東シナ海・南シナ海の情勢について懸念を共有いたしました。マティス長官からは,尖閣諸島は日本の施政下にある領域であり,日米安全保障条約第5条の適用範囲である,米国は尖閣諸島に対する施政を損なおうとするいかなる一方的な行動にも反対する旨表明がありました。さらに,アジア太平洋地域の平和と安定に向け,日米・日米韓の協力を一層強化していくことで一致をいたしました。マティス長官とは,「2+2」の場を始め,これから様々な機会で日米同盟の強化に向けて共に取り組んでいくことになります。初めての会談で充実した意見交換を行うことができ,個人的な関係の構築を含め,良いスタートが切れたと考えています。
質疑応答
【記者】東シナ海,南シナ海と言及がありましたけれども,北朝鮮,中国を巡ってはどういった意見交換があったのでしょうか。
【岸田外務大臣】地域情勢については時間をかけて意見交換をしました。詳細は控えたいと思います。アジア太平洋地域の安全保障環境が一層厳しさを増している,こういったことについては認識を共有出来たと思います。
【記者】これは米側からでも日本側からでもいずれからでもいいんですけれども,駐留経費を巡って,これは意見交換なされたんでしょうか。
【岸田外務大臣】議論はありませんでした。
【記者】海洋安全保障問題についてなんですけれども,前政権ではですね,南シナ海問題について米軍のプレゼンスを示す行動があったわけですけれども,米軍のプレゼンスについて,マティス長官から言及,あるいは大臣の方から言及はあったのでしょうか。
【岸田外務大臣】今日は地域情勢について,意見交換を行い,認識を共有しました。アジア太平洋地域の厳しい安全保障環境について認識を共有したということです。今日はそういった意見交換がありました。
【記者】マティス長官の方からですね,日米安保条約5条の適用範囲であると,尖閣について言及があったということですけれども,大臣としてはその発言についてどのように評価したいですか。
【岸田外務大臣】今日まで,米国政府に対しては累次にわたって,尖閣諸島は日本の施政下にあり,安保条約第5条が適応される,こういったことを確認してきました。そして,新しい政権においても累次にわたってこれを確認していかなければならないと考えていました。今日,マティス長官との会談においてもそれを確認出来たということであります。こうした米国のコミットメントには信頼をしていますが,是非こうした米側の姿勢については,これからもしっかりと確認をしていきたいと思います。
【岸田外務大臣】地域情勢については時間をかけて意見交換をしました。詳細は控えたいと思います。アジア太平洋地域の安全保障環境が一層厳しさを増している,こういったことについては認識を共有出来たと思います。
【記者】これは米側からでも日本側からでもいずれからでもいいんですけれども,駐留経費を巡って,これは意見交換なされたんでしょうか。
【岸田外務大臣】議論はありませんでした。
【記者】海洋安全保障問題についてなんですけれども,前政権ではですね,南シナ海問題について米軍のプレゼンスを示す行動があったわけですけれども,米軍のプレゼンスについて,マティス長官から言及,あるいは大臣の方から言及はあったのでしょうか。
【岸田外務大臣】今日は地域情勢について,意見交換を行い,認識を共有しました。アジア太平洋地域の厳しい安全保障環境について認識を共有したということです。今日はそういった意見交換がありました。
【記者】マティス長官の方からですね,日米安保条約5条の適用範囲であると,尖閣について言及があったということですけれども,大臣としてはその発言についてどのように評価したいですか。
【岸田外務大臣】今日まで,米国政府に対しては累次にわたって,尖閣諸島は日本の施政下にあり,安保条約第5条が適応される,こういったことを確認してきました。そして,新しい政権においても累次にわたってこれを確認していかなければならないと考えていました。今日,マティス長官との会談においてもそれを確認出来たということであります。こうした米国のコミットメントには信頼をしていますが,是非こうした米側の姿勢については,これからもしっかりと確認をしていきたいと思います。