記者会見

岸田外務大臣会見記録

(平成28年9月27日(火曜日)10時55分 於:官邸エントランスホール)

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TPP協定関連

【記者】TPPの協定の訳文,また説明書に欠落や誤訳が少なからず見つかりました。野党の方からはこれまでの審議をクリアして,出し直してほしいというような趣旨の発言も出ている形になっています。冒頭からこのようなことが発覚したことについて,大臣の受け止めと,それと国会審議これからどのように臨んでいくか,お願いします。

【岸田外務大臣】TPP協定の訳文の一部に重複,欠落があったことが分かりました。そして今,正誤表など所要の訂正措置を取らせていただきたく,国会と調整を行っています。これについては,外務省としましても徹底的に調査を行って,当該箇所については,訳文いずれも,国会提出の編集・印刷の過程で日本語訳の一部の重複,そして欠落が生じてしまった,このように判断をしています。そして併せて,この訳文の参考のために提出をした説明文について不正確な表記が生じている,こういったことが判明した次第です。
まず,このようなことが生じてしまったことについては,大変遺憾に思っておりますし,再発防止について万全を期さなければならないと思っております。そしてこうしたことについて,国会に対しても丁寧に説明をしていかなければならない,このように考えます。

【記者】審議をクリアしてほしいというような,そういった強い意見も出ているんです,それについては…。これまでの審議をクリアしてやり直してほしいという趣旨のですね,その点について…。

【岸田外務大臣】今申し上げたように,訳文の一部の重複,そして欠落です。正誤表など所要の訂正措置をお願いしたいと考えています。いずれにしましても,丁寧に説明しなければならない,このように思います。

米国の対北朝鮮制裁措置

【記者】北朝鮮についてですけれども,アメリカ,そして中国当局がですね,北朝鮮と関連する,対する支援となっているような企業に対する制裁に動き出したという,そういう報道もあります。日本として,北朝鮮が航空ショーを行ったりしてですね,制裁,まるで気にしないようなそういうような動きを見せている中で,日本として独自の措置も含めたですね,対応について,スケジュール感ですとか,内容取組の進行状況について教えていただけますでしょうか。

【岸田外務大臣】まず,26日に米国政府が,独自の措置を発表したということを承知しています。米国政府による発表は,国際社会として北朝鮮に対する断固たる姿勢を示すというものであり,強く支持をしたいと思います。今後とも関係国と緊密に連携をしていかなければならないと思いますが,ご質問の我が国の措置等については,今,国連におきましても,新たな制裁を含む決議の採択に向けて議論が進んでいます。こうした状況,さらには他の関係国の対応等も見ながら,我が国として最も効果的な対応を考えていかなければならないと思います。
米国を始め,国連の動き等,しっかり見守った上で適切に対応していきたい,このように思います。

TPP協定関連

【記者】TPPのことなんですが,アメリカ大統領選,二人の候補とも反対の姿勢を示していますが,発効に向けて日本政府として,どのような道筋を考えていらっしゃいますでしょうか。

【岸田外務大臣】まず,我が国として今の国会でTPPについて了承をいただくべく,努力をしていかなければなりません。了承していただくべく,政府としてこの国会に臨んでいます。こうした我が国の取組等を通じて,国際社会におけるTPPの採択に向けての機運をしっかり盛り上げていかなければなりません。米国以外の国々においてもTPP採択に向けての動きは,今進んでいると承知をしています。こうした動きとも相まって,国際的な機運を盛り上げていくことは大事ではないか,このように感じています。
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