記者会見
岸田外務大臣臨時会見記録
(平成28年7月3日(日曜日)18時21分 於:羽田空港)
冒頭発言
【岸田外務大臣】たった今,ご家族の方々と直接言葉を交わさせていただきました。残忍非道なテロによって,尊い命を奪われたことの悲しみ,あるいは苦しみを思いますときに,私には言葉がありませんが,国際協力の最前線でご尽力をされてきた方々が,このような残念な結果になったことに対しまして,政府を代表しまして,心からお見舞いを申し上げさせていただきました。また,ご家族の皆様方のお気持ちに添って,最大限なし得る限りの支援をさせていただく旨,申し上げさせていただきました。
そして,先ほど,バングラデシュにいる木原副大臣のほうから,電話で二度目になりますが報告を受けました。現地では木原副大臣の指揮の下,情報収集,事実関係の確認を行うと同時に,ご家族の受入れと迅速な帰国に向けて,全力を挙げて,準備を進めております。私からも,可能なことはすべて行うよう,改めて指示を行いました。
国連安保理において,今回の事案を断固として非難するプレスステートメントが発出されましたが,日本のみならず世界が今回の事案に憤りを覚え,また,悲嘆にくれています。このような事案が繰り返されることがないように,国際社会との連携を強化するとともに,外務省・在外公館,総力を挙げて,在外邦人の安全確保に万全を期していきたいと考えます。私からは以上です。
そして,先ほど,バングラデシュにいる木原副大臣のほうから,電話で二度目になりますが報告を受けました。現地では木原副大臣の指揮の下,情報収集,事実関係の確認を行うと同時に,ご家族の受入れと迅速な帰国に向けて,全力を挙げて,準備を進めております。私からも,可能なことはすべて行うよう,改めて指示を行いました。
国連安保理において,今回の事案を断固として非難するプレスステートメントが発出されましたが,日本のみならず世界が今回の事案に憤りを覚え,また,悲嘆にくれています。このような事案が繰り返されることがないように,国際社会との連携を強化するとともに,外務省・在外公館,総力を挙げて,在外邦人の安全確保に万全を期していきたいと考えます。私からは以上です。
質疑応答
【記者】大臣,ご家族の皆さんからは,大臣にどのような言葉があったのでしょうか。それから,皆さんの表情ですとか,どのような態度で,皆さんどう接してらっしゃったのでしょうか。
【岸田外務大臣】まず,ご家族の方々が控えておられる部屋に,入室をさせていただきまして,お一人お一人と,まずご挨拶を交わさせていただきました。その上で,政府を代表して,皆様方にご挨拶をさせていただきました。こうした内容で,直接会わせていただきました。お一人お一人と,ご挨拶をさせていただきましたが,お疲れのご様子の方もおられ,ほとんど無言でいらっしゃいました。そのご挨拶の後,皆様方全体に対して,政府を代表してご挨拶を差し上げたわけですが,その間も,特段ご家族の方からは,ご発言はございませんでした。そして,ご挨拶が終わった後,改めて,政府としまして,全力でお支えをさせていただくということ,また,ご家族の皆様方,心身とも大変お辛い時期かと思いますが,くれぐれも,ご自愛いただきますよう申し上げた上で,退室をさせていただいた,こういった状況であります。よって,ご家族の方々から,特段ご発言はなかった,そういうことであります。
【岸田外務大臣】まず,ご家族の方々が控えておられる部屋に,入室をさせていただきまして,お一人お一人と,まずご挨拶を交わさせていただきました。その上で,政府を代表して,皆様方にご挨拶をさせていただきました。こうした内容で,直接会わせていただきました。お一人お一人と,ご挨拶をさせていただきましたが,お疲れのご様子の方もおられ,ほとんど無言でいらっしゃいました。そのご挨拶の後,皆様方全体に対して,政府を代表してご挨拶を差し上げたわけですが,その間も,特段ご家族の方からは,ご発言はございませんでした。そして,ご挨拶が終わった後,改めて,政府としまして,全力でお支えをさせていただくということ,また,ご家族の皆様方,心身とも大変お辛い時期かと思いますが,くれぐれも,ご自愛いただきますよう申し上げた上で,退室をさせていただいた,こういった状況であります。よって,ご家族の方々から,特段ご発言はなかった,そういうことであります。
【記者】このあとですが,今夜遅くに到着というかたちになると思いますが,現地での動き,それから帰国のタイミング,このあたりはいかがでしょうか。
【岸田外務大臣】ご家族の皆様方のお気持ちを考えますときに,一刻も早く最愛のご家族を帰国させたいと思っておられると考えます。そういったお気持ちに応えるために,全力で取り組んでいかなければならないと思います。そして,そのために受入れの準備を進めているわけですが,現地の状況につきましては,相手もあることであり,具体的なロジは今まだ調整が続いていると聞いております。いずれにせよ,一刻も早い帰国を実現するために何をするべきなのか最善を尽くしたいと考えております。
【記者】まずはそうしますと病院で対面されるとか,それから現場に行かれるとか,そういうかたちになりますでしょうか。
【岸田外務大臣】はい。到着時間は現地時間の予定ですと22時40分頃と聞いております。その時間帯で何が可能なのか等も,今現地において確認をさせ準備をさせております。その辺の状況を見ながら具体的なロジ,到着までにしっかりと固めておきたいと考えます。
【記者】今回現地に向かうご家族ですが,何人になるのでしょうか。
【岸田外務大臣】ご家族は8家族であります。負傷された方も含めて8名の方がおられるわけですが,8家族全てから,どなたかが現地に赴かれる,そういうことです。トータル18名とのことです。