記者会見
岸田外務大臣臨時会見記録
(平成29年6月21日(水曜日)18時01分 於:外務省中央玄関)
冒頭発言
質疑応答
【記者】大枠合意は手の届くところまで来ているということですが,具体的にはどういった問題が残されているという認識でいらっしゃいますか。
【岸田外務大臣】これは当然のことですが交渉中の事柄です。詳細については控えなければなりません。両首脳間で早期の大枠合意を目指すということで一致をしています。こうした日EUの首脳間での合意に基づいて,引き続き様々なレベルで努力を続けていきたい,このように思っています。
【記者】】今日の電話会談の意味合いですが,個別の物品なんかの議論なんていうのはされなかったのでしょうか。
【岸田外務大臣】】前回5月にマルムストローム委員と電話会談を行いました。それ以後,今日までの事務レベルにおける様々な交渉を踏まえて,閣僚間でのやりとりを行いました。今後につながる議論の整理を行った次第です。それぞれの詳細については控えます。
【記者】今日は,議論では交渉したというよりは今の現状を確認したという理解なんでしょうか。
【岸田外務大臣】今後の議論につながるやりとりを行いました。今後の議論につなげるために閣僚間で確認をした次第です。確認を行い,そして引き続き交渉を行うことで一致をした,そういうことです。
【記者】G20での首脳会談というのはハンブルクで安倍総理とEU大統領がやるという理解でよろしいですか。
【岸田外務大臣】】首脳会談については,今現在,具体的なものは決まっていませんが,首脳会談を行うことも念頭に置きつつ,交渉を行っている次第であります。
【記者】首脳会談をやる場合はもう大枠合意をするということで双方一致しているということでしょうか。
【岸田外務大臣】首脳会談を行うことも念頭に置きつつ,努力を行っているということであります。交渉です。相手がある話です。いつまでに出来るということを,今の段階で確たることを申し上げることは控えなければなりません。
【記者】】先ほど,今後マルムストローム委員との間で連絡をとるということをおっしゃっていましたけれど,直接の面会,会談の場というのは。
【岸田外務大臣】】それも含めて様々な連絡をとることが考えられますが,これはもう交渉の進み具合です。交渉において必要であれば適切な形で連絡を取り合いたいと思っていますし,そういったことにおいて,今日も一致をしたと考えています。
【記者】大枠合意が手の届くところまで来ているということで,表現は前回と同じかと思うんですが,その手の届くところというのは近づいているという認識でよろしいでしょうか。
【岸田外務大臣】これは表現の問題です。事務レベルで鋭意交渉を続けてきました。交渉は進んでいると認識をしています。ただ,結論にたどり着くまであとどれだけかかるのか,引き続き努力をしていかなければならないと思っています。