記者会見
岸田外務大臣会見記録
(平成26年1月28日(火曜日)9時56分 於:官邸エントランスホール)
日朝協議
【フジテレビ 山崎記者】今朝の報道で、日朝がベトナムのハノイで接触したという話が出ているのですけれども、この事実関係についてお願いします。
【岸田外務大臣】その報道は見ました、承知していますが、そういった事実は全くありません。
【フジテレビ 山崎記者】接触自体、なかったということでしょうか。
【岸田外務大臣】そういう事実はございません。
学習指導要領解説の改定
【フジテレビ 山崎記者】教科書問題ですけれども、本日、指導要領の改定が、おそらく発表されると思うのですけれども、これについては、竹島等を巡って韓国からの反発も予想されると思うのですけれども、これについて外務省としては、どのように対処されるのでしょうか。
【岸田外務大臣】学習指導要領の解説ですが、本日、文部科学大臣が、この後、発表されると聞いております。正式には文部科学大臣の公表発表があるのだと思いますので、その前に私(大臣)の方から、それに触れるのは控えたいと存じます。正式な発表を待ちたいと思います。
日米関係(外務大臣の訪米)
【フジテレビ 山崎記者】訪米ですけれども、来月7日に大臣が訪米されるという、これも報道が出ておりますけれども、これについては。
【岸田外務大臣】訪米につきましては、まだ今の段階では何も決まっておりません、調整中です。
【フジテレビ 山崎記者】大臣としては、事情が許せば是非、訪米は実現させたいというお考えですか。
【岸田外務大臣】昨年も米国には4度ほど行っております。引き続き、日米同盟の重要性を考えます時に意思疎通を図る事は、大変重要だと思っています。
具体的には、まだ、決まってはいませんが、訪米をすることは重要だと認識をしています。
日朝協議
【NHK 渡辺記者】先ほどの日朝のハノイでの協議があったかどうかという話ですけれども、伊原アジア太洋州局長は、そうしますと、ハノイに出張していないということでよろしいのでしょうか。
【岸田外務大臣】少なくとも、私(大臣)はそういった事実は承知しておりません。
【産経新聞 水内記者】それに関連してなのですけれども、真偽は別にして、日朝の対話が、日朝協議自体がかなり途絶えていますけれども、この必要性自体は、大臣は、対話を再開すること自体はどういうようにお考えでしょうか。
【岸田外務大臣】北朝鮮に対しましては、従来通り対話と圧力の方針に基づいて、核、ミサイル、拉致、こうした諸懸案を包括的に解決するべく努力をしていかなければならないと考えています。国際社会とも協調しながら、しっかりとしたメッセージを送り、そして、北朝鮮に非核化を含め具体的な行動を求めていきたいと思っています。こうした方針については、全く変わっておりません。
対話、そして、圧力、この二つの方針で、引き続き対応していきたいと思っています。
【日本テレビ 中村記者】先ほど、日朝協議の件で、伊原局長が出張していた事実について「承知をしていない」というようにおっしゃられたと思うのですけれども、事実関係そのものについてを否定されるとうことでしょうか。
【岸田外務大臣】事実はありません。
【日本テレビ 中村記者】ないということでしょうか。
【岸田外務大臣】はい、そういう事実はありません。