記者会見

岸田外務大臣会見記録

(平成25年11月1日(金曜日)8時40分 於:官邸エントランスホール)

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冒頭発言

(1)日露外相会談及び2+2

【岸田外務大臣】今夜、日露外相会談に臨みます。そして、明日2日は、小野寺防衛大臣と共に日露関係史上初めての2+2を行います。
 今夜のラヴロフ外相との会談におきましては、半年で4回の首脳会談が示すように首脳間の信頼が深まる中、両首脳の合意をフォローアップし、今後の政治対話も議論いたします。
 平和条約については、バリAPECでの首脳会談を踏まえ、今後の交渉について議論をいたします。国際情勢も幅広く意見交換したいと考えています。
 そして、明日の2+2ですが、日露間の信頼向上に有益であり、地域の平和と安定にも寄与すると考えます。安全保障・防衛政策、日露協力、国際安全保障情勢などを率直に議論したいと考えています。

(2)CSC(原子力損害の補完的補償に関する条約)

【岸田外務大臣】政府として、国際的な原子力損害賠償制度の構築に参加することの重要性を認識し、福島第一原発の廃炉・汚染水対策に知見を有する外国企業が参入する環境を整えるため、「原子力損害の補完的補償に関する条約(CSC)」を締結することといたしました。CSCと関連法案を来年の適切な時期に国会に提出すべく、作業を行いたいと考えています。昨31日のモニ-ツ米エネルギー省長官との会談で、私(大臣)からこの方針を伝達いたしました。今後、このCSCにつき日米間で詳細な調整を行っていくことで一致をいたしました。 

日露外相会談

【NHK 渡辺記者】先ほどの冒頭の発言に関連しまして、本日、日露の外相会談ということですけれども、首脳間の対話が活発になっておりますが、その中で、特に北方領土返還交渉につきまして、どういった意気込みで取り組んでいきたいと思っていらっしゃるのでしょうか。

【岸田外務大臣】まず、日露外相会談の意義は先ほど申し上げたように、四回の首脳会談をしっかりフォローアップすることだと思っています。その中で北方領土問題、平和条約の問題につきましても、当然議論は行うことになると思っていますし、また、この議論を今後どういった形で、どういったスケジュールで進めていくのか、こういった点についても議論をし確認できればと思っています。

【NHK 渡辺記者】具体的な今後の実務者レベルでの協議の日程とか、そういったものは、今回どうですか。

【岸田外務大臣】そういったことについても、話しをしたいと思っています。

【朝日新聞 菊地記者】日露外相会談、2+2に関連してですが、安倍首相からはどのような指示を受けているのか、それとも、安倍首相はどのような思いでというのは、大臣からすると・・・。

【岸田外務大臣】外相会談については今申し上げたとおりです。
 2+2に関しては日露の外交史上初めての2+2です。こうした日露間で2+2を開くことができるということは、日露間の信頼関係の醸成ということにおいて、大変大きな意義があると思っています。安倍総理もそのように強く感じておられると思っています。
 こうした基本的な信頼醸成をしっかり図り、そして、日露が協力することによって地域の平和と安定に資することになる、こういった意義ある2+2にしていきたいと考えています。

【毎日新聞 福岡記者】今回の2+2開催自体が北方領土交渉に与える影響について、どのようにお考えでしょうか。

【岸田外務大臣】2+2においては、直接北方領土問題を取り上げることにはならないとは思っていますが、日露間で基本的な信頼が醸成されるということは様々な課題を進展させる意味でも大変意義があることではないかと思っています。そういった意味では影響があるのではないかとは思います。

天安門における車両の炎上

【NHK 渡辺記者】中国の天安門広場で車両が炎上する事件がありましたけれども、これにつきましては、今どういう情報が入っていて、その上で、国内でもウィグル族の方々が捕まったりしていますけれども、この状況についてどのように考えていらっしゃるのでしょうか。

【岸田外務大臣】その事件につきましては、我が国から情報提供を求め、そして、先方から情報提供がありました。それによりますと、10月31日、中国側から、本件事案は3名のウィグル族による犯行であり、その他5名の主犯格と思われるウィグル族も拘束した旨、情報提供がありました。また、犯行に及んだ目的については、更に捜査中との説明がありました。
 本件事案の全容についてはまだ明らかではなく、日本政府としましても引き続き情報収集に努めつつ、捜査の推移を注視していきたいと考えています。

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