記者会見
岸田外務大臣会見記録
(平成25年7月23日(火曜日)10時21分 於:官邸エントランスホール)
冒頭発言
(1)中東諸国訪問について
【岸田外務大臣】本23日から27日まで、イスラエル、パレスチナ、ヨルダンを訪問させていただきます。
中東和平については、先週末、ケリー米国務長官がイスラエル・パレスチナ間の直接交渉再開に向けた基礎を築くとの合意を発表いたしましたが、今回の訪問はその直後というタイミングになります。この合意を受けて、両当事者間で更に一層真摯な対話及び交渉が行われるよう、直接働きかけを行います。
今回、約5年ぶりに行われる「平和と繁栄の回廊」構想の4者協議の閣僚級会合は、パレスチナの経済開発を後押しし、ケリー長官の直接交渉再開への努力とも呼応するものであります。
また、ヨルダンは、シリアの人道危機の影響を最も強く受けている国の一つです。ヨルダン内で最大規模のシリア難民キャンプを視察し、日本のNGOを激励する予定であります。
中東和平については、先週末、ケリー米国務長官がイスラエル・パレスチナ間の直接交渉再開に向けた基礎を築くとの合意を発表いたしましたが、今回の訪問はその直後というタイミングになります。この合意を受けて、両当事者間で更に一層真摯な対話及び交渉が行われるよう、直接働きかけを行います。
今回、約5年ぶりに行われる「平和と繁栄の回廊」構想の4者協議の閣僚級会合は、パレスチナの経済開発を後押しし、ケリー長官の直接交渉再開への努力とも呼応するものであります。
また、ヨルダンは、シリアの人道危機の影響を最も強く受けている国の一つです。ヨルダン内で最大規模のシリア難民キャンプを視察し、日本のNGOを激励する予定であります。
(2)広島出張ついて
【岸田外務大臣】7月29日、広島市に出張し、「ユース非核特使」第一号の委嘱式を行います。第一号となるのは高校生平和大使の20名です。
また、広島県主催の「ひろしまラウンドテーブル」に出席し、「核なき世界」の実現に向けた、我が国の取組の方針について、スピーチを行う予定であります。
この「ユース非核特使」の委嘱式と「ひろしまラウンドテーブル」でのスピーチを通じ、広島から世界に向けて、日本の核軍縮に対する積極的な姿勢を示したいと考えております。
また、広島県主催の「ひろしまラウンドテーブル」に出席し、「核なき世界」の実現に向けた、我が国の取組の方針について、スピーチを行う予定であります。
この「ユース非核特使」の委嘱式と「ひろしまラウンドテーブル」でのスピーチを通じ、広島から世界に向けて、日本の核軍縮に対する積極的な姿勢を示したいと考えております。
参議院選挙の結果
【NHK 大谷記者】参議院選挙が終わりまして、自公過半数で圧勝という形になりました。この選挙結果を、どう受け止めていらっしゃるかということと、これを受けて今後の外交方針、どういうように進めていきたいかお聞かせください。
【岸田外務大臣】まず、選挙を通じて、現安倍内閣の取組、与党の考え方が多くの国民の皆さんから理解され、そして、選挙において支持をいただいたということ、大変これは有り難いことでありますが、一方で大きな責任も感じなければなりません。
この選挙の結果を受けて、是非、国民の期待に応えるべくしっかり結果を出していかなければいけない。政府としても、また、与党としても、これからが問われる、大変重要な場面になると考えています。
外交におきましても、従来からの外交三原則をしっかりと確認しながら、しっかりと結果を出すべく努力を続けていかなければいけない、このように考えています。
【岸田外務大臣】まず、選挙を通じて、現安倍内閣の取組、与党の考え方が多くの国民の皆さんから理解され、そして、選挙において支持をいただいたということ、大変これは有り難いことでありますが、一方で大きな責任も感じなければなりません。
この選挙の結果を受けて、是非、国民の期待に応えるべくしっかり結果を出していかなければいけない。政府としても、また、与党としても、これからが問われる、大変重要な場面になると考えています。
外交におきましても、従来からの外交三原則をしっかりと確認しながら、しっかりと結果を出すべく努力を続けていかなければいけない、このように考えています。
沖縄関係閣僚による打合せ
【NHK 大谷記者】本日、閣議前に沖縄の関係の閣僚が集まっていらっしゃいましたが、本日はどういう話をされて、何か結論が出たのか教えてください。
【岸田外務大臣】参議院選挙の結果が出ました。今後、沖縄における諸課題について、改めて情報交換を行い、今後の日程等についても確認をしたといった内容でありました。
【岸田外務大臣】参議院選挙の結果が出ました。今後、沖縄における諸課題について、改めて情報交換を行い、今後の日程等についても確認をしたといった内容でありました。
飯島参与の中国訪問
【朝日新聞 山岸記者】飯島参与ですけれども、一部報道で先週中国を訪問して、北朝鮮の要人と会っているという報道がありましたけれども、事実関係として、どういったことが話し合われたのか、現時点で分かっていることがあればお願いします。
【岸田外務大臣】その点につきましては事柄の性質上、コメントは控えさせていただきます。
【岸田外務大臣】その点につきましては事柄の性質上、コメントは控えさせていただきます。
ユース非核特使
【中国新聞 藤村記者】ユース非核特使に高校生が大使に選ばれましたけれども、その理由や活動への評価についてお願いします。
【岸田外務大臣】ユース非核特使については、若い世代に引き続き被爆の実相、そして、核兵器なき世界への思いをしっかり受け継いでいただく、こういった趣旨で設けさせていただき、今回、第一号の委嘱式ということになりました。
今回委嘱をさせていただく方々につきましては、従来から高校生平和大使という形で努力をされて来られた方々です。まずはこういった方々に「ユース非核特使」という名称を使っていただき御活躍いただく、こういったことで今回の委嘱式になりました。
今後ともこうした取組を進めていくべく、御活躍いただく方々につきましては、追加させていただく、こういった方針であります。
【岸田外務大臣】ユース非核特使については、若い世代に引き続き被爆の実相、そして、核兵器なき世界への思いをしっかり受け継いでいただく、こういった趣旨で設けさせていただき、今回、第一号の委嘱式ということになりました。
今回委嘱をさせていただく方々につきましては、従来から高校生平和大使という形で努力をされて来られた方々です。まずはこういった方々に「ユース非核特使」という名称を使っていただき御活躍いただく、こういったことで今回の委嘱式になりました。
今後ともこうした取組を進めていくべく、御活躍いただく方々につきましては、追加させていただく、こういった方針であります。
集団的自衛権
【朝日新聞 山岸記者】参議院選挙の結果を受けまして、安倍総理は集団的自衛権の行使の容認を含めた見直しに踏み込もうとしていますけれども、この秋にそういった政策変化が予想されるわけですけれども、岸田外務大臣御自身は集団的自衛権の行使の容認に関してどのようにお考えでしょうか。また、今後どういうように議論を運んでいくべきかお聞かせください。
【岸田外務大臣】集団的自衛権につきましては、2月に安保法制懇が改めて立ち上がりまして、現在も議論が続いている中であります。是非、私(岸田外務大臣)としては議論の行方をしっかり見守っていきたいと存じます。
そして、もし有識者会議、安保法制懇の結論が出たならば、内閣、政府として対応を考えるということになると存じます。安倍内閣の一員として適切に対応したいと考えています。
【岸田外務大臣】集団的自衛権につきましては、2月に安保法制懇が改めて立ち上がりまして、現在も議論が続いている中であります。是非、私(岸田外務大臣)としては議論の行方をしっかり見守っていきたいと存じます。
そして、もし有識者会議、安保法制懇の結論が出たならば、内閣、政府として対応を考えるということになると存じます。安倍内閣の一員として適切に対応したいと考えています。
英国ケンブリッジ公妃殿下の御出産
【ニッポン放送 早渕記者】英国のキャサリン妃に男の子が生まれました。岸田外務大臣からのお祝いのメッセージをお願いします。
【岸田外務大臣】英国ケンブリッジ公妃殿下におかれましては、22日に御子息を出産されたと承知をしております。心からお慶びを申し上げます。
既に、総理、そして、私(岸田外務大臣)の方から祝辞を送らせていただいております。
健やかな成長をお祈り申し上げます。また、こうした御慶事を機に、我が国の国民の英国に対する親しみも増す、こういったことにつながればと期待をしております。
【岸田外務大臣】英国ケンブリッジ公妃殿下におかれましては、22日に御子息を出産されたと承知をしております。心からお慶びを申し上げます。
既に、総理、そして、私(岸田外務大臣)の方から祝辞を送らせていただいております。
健やかな成長をお祈り申し上げます。また、こうした御慶事を機に、我が国の国民の英国に対する親しみも増す、こういったことにつながればと期待をしております。