記者会見

岸田外務大臣会見記録

(平成25年6月21日(金曜日)8時51分 於:官邸エントランスホール)

冒頭発言-沖縄全戦没者追悼式への参列について

【岸田外務大臣】私(大臣)は、23日(日)に行われる沖縄全戦没者追悼式に参列する予定であります。
 過去にも沖縄担当大臣として本件追悼式に参列したことはありますが、今回は外務大臣として、「慰霊の日」に際し、戦争による惨禍が再び起こることがないよう、恒久平和を希求する思いを込めて、戦没者の御霊に対し哀悼の意を捧げたいと考えています。

日中関係

【TBS 井本記者】谷内参与が中国を訪問していたことが報道されたりとか、日中関係改善の模索を探る動きがでていると思うのですけれども、対話の窓とかドアは開いているということなのでしょうけれども、今後日本政府として、どのような働きかけ、またはどのようにしていきたいと大臣としてお考えでしょうか。

【岸田外務大臣】谷内参与の訪中については、報道は承知しております。その件について、現状では事実関係も含めてコメントは控えたいと思いますが、いずれにせよ、中国との二国間関係は大変重要な二国間関係であります。しっかりと意思疎通を図ること、大変重要だと思いますし、今、様々な課題、実務等において、様々な対話、意思疎通が行われていますが、こうしたものをしっかりとこれからも積み重ねることによって、政治レベルでの対話も実現していかなければならないと考えています。

調査捕鯨裁判

【朝日新聞 山岸記者】捕鯨に関してお伺いしたいのですけれども、日本の調査捕鯨についてオーストラリアが国際司法裁判所に訴えた裁判の口頭弁論が来週からあります。日本としてどういうことを訴えてどういう判決を目指していくのか、また、判決は仮定の質問ですからお伺いしませんけれども、どういった判決であったとしても、日本としては従っていくということでよいのか、その見通しをお願いいたします。

【岸田外務大臣】日本としては、捕鯨における我が国の立場、考え方、しっかり示していかなければなりません。我が国としても、国際司法裁判所における裁判に向けて、強力な代表団を送り込んでおります。しっかりと主張を行っていきたいと存じます。そして、裁判において、様々なルールに従っていくこと、これは当然のことだと思っています。

米国の核軍縮・不拡散政策

【中国新聞 藤村記者】オバマ大統領が戦略核の追加削減提案をしましたが、ロシア側からは真剣に受け止めることができないというような否定的な反応が出ています。こういう反応に対して、大臣はどのようにお考えかお願いします。

【岸田外務大臣】オバマ大統領の提案については、こうした提案が国際的な軍縮・核不拡散につながっていくことを大いに期待したいと思っています。我が国としてもこうした提案、動きをしっかり受けながら、我が国独自の現実的な具体的な軍縮、そして不拡散に向けた動きを行っていかなければならないと考えています。
 是非、我が国もNPDIをはじめ、NPT体制を基礎とした様々な活動を主導し、そして、国際世論をリードしていきたいと考えております。

【中国新聞 藤村記者】ロシアの反応に対しては、どうでしょうか。

【岸田外務大臣】国際社会も、そして、我が国も「核兵器のない世界」を目指す、大きな目標においては一致していると考えております。ロシアにも、こうした基本的な考え方については理解していただき、そして、連携していきたいと考えています。

ブラジル大統領の訪日延期

【NHK 大谷記者】 ブラジルのルセーフ大統領が訪日を延期しているという話があります。中止しているのかもしれません。これについて、日本政府としてどう事実を把握していて、今後どうなるのか、見通しをお願いします。

【岸田外務大臣】ブラジル側の発表として、今のブラジル国内の状況、デモの発生等の状況を考えるときに、一週間、大統領が国をあけることは難しい、こうした発表が行われたと承知をしております。
 大統領の訪日については、大変楽しみにしておりました。延期せざるを得ないという発表が行われましたが、今後の動きについては注視をしていきたいと思っています。

日露関係

【北海道新聞 渡辺記者】先のG8の日露首脳会談で、秋にもラヴロフ外相が訪日することで一致したのですが、今回の会談の評価と今後どのように交渉を進めていかれるかお聞かせください。

【岸田外務大臣】首脳会談の際に秋にラヴロフ外相が日本を訪問するということで一致をしたわけですが、ラヴロフ外相訪日までに次官級の協議等を行う、こうしたことで日露間の様々な対話を進めていきたいと考えています。
このページのトップへ戻る
記者会見へ戻る