記者会見

岸田外務大臣会見記録

(平成25年6月11日(火曜日)9時38分 於:官邸エントランスホール)

冒頭発言

(1)ニュージーランド訪問の成果について

【岸田外務大臣】6月8日及び9日、大臣就任後、初めてニュージーランドを訪問させていただきました。我が国外相として4年ぶりの訪問です。マカリー外相、キー首相、グローサー貿易相と会談をいたしました。
 地域情勢を巡る戦略認識を共有し、また、海洋やTPPも含む経済分野などで、ルールに基づく地域秩序構築に向けて連携していくことを確認させていただきました。また、核兵器の人道的影響に関する共同ステートメントについて今後協力していくことで一致をいたしました。
 この訪問を通じて、ニュージーランドとの関係を「戦略的協力パートナーシップ」のレベルに引き上げる「オークランド声明」を発出いたしました。

(2)シリアへの人道支援について

【岸田外務大臣】シリアにおいては、人道状況が深刻化しており、我が国としては、これまで国際機関やNGOと連携した約8千万ドルの人道支援を行ってきましたが、これに加えて、今般、新たにシリア政府や国際機関の支援の手が及ばない地域への支援を行うことを決定いたしました。
 具体的には、こうした地域を実質的に管理する反体制派の支援ユニットやNGOなど現地の人々とも調整・協力しながら、保健分野などへの支援を積極的に行う考えであります。

(3)観光立国推進閣僚会議について

【岸田外務大臣】観光立国を推進し、ひいては成長戦略に貢献するべく、日・ASEAN友好協力40周年を契機として、今年の夏までにタイ及びマレーシア向けのビザ免除、ベトナム及びフィリピン向けの数次ビザの導入、そしてインドネシア向け数次ビザの滞在期間の延長を行うことといたしました。
 他のASEAN諸国については、年末の日ASEAN特別首脳会議までに結論を得るべく検討していくこととしております。

北朝鮮情勢

【テレビ東京 山口記者】北朝鮮情勢ですけれども、南北間の当局者会談が明日から予定されていますけれども、閣僚級という言葉ではありませんでしたが、対話が維持されているという状況ですが、この状況について大臣はどう御覧になっているかということと、飯島参与が電撃的に訪朝されてから間もなく1か月経ちますけれども、この間の日朝間のやり取りというか、北朝鮮の対話に向けた動きについて何かあればお願いします。

【岸田外務大臣】6月12日と13日、南北間の当局者会議が開催されるということを承知しております。ただ、議題とか出席者については依然調整中だと聞いております。いずれにせよ、我が国としては大きな関心を持って注視をしていきたいと考えております。そして、こうした動きが非核化を含む諸懸案の解決につながることが必要だと考えております。そして、我が国としてはこうした動きを注視ししつつ、様々な動きにしっかりと関心を持ちつつ、関係各国との緊密な連携を図っていかなければいけないということで努力していきたいと考えています。

【テレビ東京 山口記者】日朝間の政府間協議に向けた何らかの動きというのは、あったのでしょうか。

【岸田外務大臣】こうした様々な関係国の動きに注視しながら、我が国としてもしっかり情報を収集し、具体的な方針を検討していきたいと考えております。具体的なやり取りについては、控えさせていただきたいと思います。

シリアへの人道支援について

【朝日新聞 山岸記者】一部報道でございましたけれども、シリアの関係ですけれども、総理がG8の場で反政府側に自動車等の様々な支援を行うという話がありましたけれども、これは今、大臣が話した話と同じことを意味しているのか、更に総理が新たなものを提案される用意があるということでしょうか。

【岸田外務大臣】報道の中身を確認しなければいけませんが、我が国のシリア支援については今申し上げたように、従来、シリア政府とか国際機関を通じて我が国は支援を行ってきたわけですが、こうした支援では国際社会の支援が届かない方々がおられる、そういった方々に対して保健分野を中心にしっかりと支援を行うために新たな工夫をするというのが、先ほど申し上げた趣旨であります。こうした我が国のシリア支援の方針については、おそらくG8においてもシリアの問題は大きな議論になるでしょうから、我が国としても我が国の方針、考え方をしっかり発信をしていくことになると想像しております。
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