記者会見

岸田外務大臣臨時会見記録

(平成27年1月22日(木曜日)20時45分 於:中央玄関)

冒頭

【岸田大臣】帰国後,直ちに外務省におきまして,16時30分より緊急対策本部を開催いたしました。緊急対策本部では,私の外国訪問中の外務省の対応の報告を受けた上で,私から,政府全体として情報収集に努めながら,二人の日本人の早期解放に向け,関係国と協力をしつつ,全力を尽くすよう指示をいたしました。その後,総理に対し,私の外国訪問中に各国からの協力とその連携を確認してきたことを報告いたしました。総理の方からは,外交ルートを活用しながら早期解放に全力で取り組むことと,在留邦人の安全確保に万全を期すように指示がありました。また,ヨルダンにいる中山副大臣と連絡を取り,ヨルダンの現地対策本部における活動状況について報告を受けました。私から二人の日本人の早期解放に向け,情報収集及び働きかけに全力を尽くしてほしいと伝えました。厳しい状況の中で人質の早期解放に向け全力を尽くしてまいります。そしてテロに屈することなく国際社会によるテロへの取組に貢献してまいりたいと思います。以上です。

質疑応答

【記者】厳しい状況という話がありましたが,実際にビデオが公開されてから,起算日をいつとするかは別として,政府が認知してから72時間というのがもう明日にせまっております。今日これから明日に向けて新たな措置ですとか,どういった対応を取られていくかということを教えていただけますでしょうか。

【岸田大臣】先程申しましたように,現地対策本部,そして,外務省,官邸,さらには関連部署,総力を挙げて取り組んでいます。情報収集,そして,この我が国のこれまでの立場,非軍事的な面でのこの貢献ですとか,そして,我が国がこの邦人解放を求めている,こういった意思などですね,こうしたものをしっかり発信するべく,様々なルートを通じて努力を続けています。引き続きこうした努力を続けながら,様々な状況を判断し,また,それに対応していく努力を続けていきたいと考えております。

【記者】情報収集を続けておられるということですが,現在拘束されている二人の安否について何か情報はありましたか。

【岸田大臣】様々なやりとりを行い,様々な情報収集を行っています。ただ,具体的な中身,やりとりについては,事柄の性質上,控えなければならないと考えています。

【記者】二人を拘束しているグループとの接触はできたのでしょうか。

【岸田大臣】先程も申し上げましたように,我が国のこれまでの立場,そして,解放を求める思い,こういったものは,様々なルートを通じながら,発信をしております。それ以上のことは,控えたいと思います。

【記者】仮に接触できた場合,いわゆる身代金も含めた交渉等は行っていく用意はあるのでしょうか。

【岸田大臣】再三申し上げておりますように,我が国として,テロに屈することはありません。しっかりと,今後とも,各国と連携しながら,テロとの戦いを続けて行くつもりであります。

【記者】日本の立場であったり,これまでのスタンス,発信しているようですが,向こう側に届いている感じはありますか。

【岸田大臣】しっかりと発信すべく,そして伝えるべく,様々な努力を今積み重ねています。そして具体的なやりとりについては,今は控えさせていただきます。

【記者】フィードバックはありますか。

【岸田大臣】そのやりとり自体,一つ一つは申し上げるのは控えます。

【記者】あらゆる材料,全力を尽くすということですとか,日本として発信していくということですが,その関連でおたずねします。今日,イスラム学者で同志社大学客員講師の中田考氏が会見をして,今でも「イスラム国」とのパイプがあるので,協力して交渉に行く用意があるということを表明していますが,こういったパイプも活用していくお考えでしょうか。

【岸田大臣】本日,中田考氏が日本外国人特派員協会において会見を行われた,そして,「イスラム国」に対するメッセージを読み上げられた,こうしたことは承知をしております。ただ,そうした一つ一つについて,何か政府としてコメントすることは今は控えさせていただいております。先程申し上げました,様々な努力は続けて行きたいと思っています。

【記者】その関連で中田氏が協力を申し出た際に外務省の方からそれを断ったあるいは無視したと証言しておりますが,そういった事実はありますか。

【岸田大臣】そういったやりとり一つ一つについて今の段階で我々の方から政府から申し上げることは控えたいと思います。
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