記者会見

報道官会見記録(平成19年4月)


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報道官会見記録(平成19年4月25日(水曜日)16時35分~ 於:本省会見室)

在京大使館に対する関西地域自治体等による関西説明会

(報道官)近く、外務省主催で行われる行事2件についてご紹介します。
 1件は明日の午後、外務省において関西の地方自治体と在京の外交団との説明会が開催されます。昨年の8月に地方連携推進室が設置されており、これまで地方自治体との相互協力の強化、あるいは地方の国際的活動の支援を行って参りましたが、明日、大阪、京都、兵庫の各府県及び大阪市、京都市、神戸市の自治体、及び関西経済連合会等と在京の外交団60ヵ国及び機関の代表団の方々との間で説明会を実施することになっています。
 中身は関西地域と諸外国との交流事業の促進、貿易関係の促進、観光客の誘致、並びに、これは特に関西の自治体が希望している事柄ですけれども、関西地域に各国の総領事館あるいは領事館、ないし経済代表部、貿易事務所等を設置してもらいたいという要望があり、その辺の事柄について明日話し合いをしていただこうと思います。各自治体からは、局長、知事室長、国際交流監といった方々が出席し、外交団からは公使、参事官といったレベルでの出席ということです。

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ODA切手展

(報道官)また、「ODA切手展」を今週の金曜日27日から5月6日まで、大手町の逓信総合博物館において開催します。各国で発行された我が国のODA事業を題材とした記念の郵便切手、あるいは紙幣、通貨等について現物を展示し、ODA活動の各国での評価の姿等に理解を深めていただこうということです。
 ちなみに、ODA事業を題材とした外国の切手について、私共が承知しているのは22ヵ国、38件のODA案件について137種類の切手が発行されているということです。今回の展示会では、そのうち20ヵ国分の35案件、44種類の切手が展示されるということですし、紙幣、貨幣については3カ国で発行されている紙幣4種類、硬貨1種類を展示しようということです。ODAに関する理解促進の目的で初めてこのような展示会が開催されることになりました。主催は外務省の他に日本郵政公社が加わってくれています。

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報道官会見記録(平成19年4月24日(水曜日)17時35分~ 於:本省会見室)

サミット関連閣僚会合開催地

(問)外務省が調整しているサミットの関係閣僚会合の場所ですが、実際、どんな感じなのでしょうか。

(報道官)昨日の段階で、サミット本体の首脳会議の開催地を総理の方でご判断いただいたのを受けて、外務大臣、財務大臣、環境大臣等々のサミット関連の閣僚会議をどこで開催するのか、また、その直前にアフリカ開発会議(TICAD IV)もありますので、その開催地をどうするかということを、いま総合的に関係省庁と連絡をとりながら、サミットの開催地としてこれまで立候補してきた都市を念頭に、それぞれ関係する都市と連絡をし、調整を図っているという段階です。いくつかの会議に関わっていますので、調整に一定の日時を要するのではないかと思います。正式に決定すれば、その段階で公表させていただきます。

(問)ゴールデン・ウィーク明けになるのですか。

(報道官)具体的な時期を予め想定しにくいのですが、サミット本体の開催地が決まったわけですから、関連の会議についてもできるだけ速やかに決めていきたいと思います。今後、いくつかの会議を調整するということですので、今日、明日に決まるということはないだろうと思います。

(問)外務省は外務大臣会合を調整すると思うんですが、外相はすぐ決まりそうですか。

(報道官)開催地として立候補された各都市と連絡を取り合い、色々とお話をしないといけないでしょうし、時期と絡めて関係する諸外国政府との係わりもあるでしょうから、1日、2日で決まることにはならないだろうと思います。

(問)サミット本体の方はいつ頃の開催になるのでしょうか。

(報道官)開催時期についても、調整を図っている段階です。できるだけ早く開催時期についても確定を図りたいと思っております。

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報道官会見記録(平成19年4月18日(水曜日)16時47分~ 於:本省会見室)

北朝鮮問題

(問)北朝鮮の寧辺の核施設の状況には何か動きがありますか。

(報道官)インテリジェンスに関わる話、細かい動きについてはコメントを控えます。政府レベル、公的なルートでいわゆる初期段階の措置として、施設の閉鎖や封印に向けた動きがとられているといった話は全く聞いていません。

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2008年サミット開催地

(問)来年のサミットに関連して、首脳会談の場所はまだ公表されておりませんが、閣僚会談の場所はおそらく外務省がまとめることになると思います。その進み具合は。

(報道官)来年の日本でのG8サミットの開催地の問題については、ご案内の通り、これまで開催地として要望が出ていた各地域について調査を行い、官邸の方にも報告してきています。首脳レベルでの開催地と閣僚レベルでの会合の開催地の選定は、ある程度関連して行われてきておりますから、首脳会議の開催地と全く別に、独立して閣僚会議の場所を外務省で決めるということはないと理解しています。サミットを全体としてどの地域で開催するかということを決めた上で、更に閣僚レベルの会議に向けて具体的に会場となる所はどこかと決めていくことになると思います。首脳レベルの開催地については、官邸において現在、鋭意検討していただいていると聞いています。

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報道官会見記録(平成19年4月17日(火曜日)18時05分~ 於:本省会見室)

パラグアイ邦人誘拐事件

(問)パラグアイの邦人誘拐ですが、最終局面を迎えたという話が数日前にありましたが、その後、現状はどうなっているのですか。

(報道官)現在パラグアイ警察が、被害者の方々の早期解放に向けて鋭意対応していただいていると承知しています。日本政府からは、特に先日、麻生外務大臣がパラグアイの外務大臣に被害者の方々の安全なる早期解放を求める電話をしています。
 この事件についてはさまざまな形で報道がなされていますが、事柄の性格上、それについてのコメントは控えておきたいと思います。

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ロシュコフ・ロシア外務次官来日

(問)来日中のロシュコフ外務次官は、麻生外務大臣訪問の前ですけれども、六者だけでなく、いわゆる平和条約交渉、日ロ交渉についての話し合いはしないのですか。

(報道官)今回のロシュコフ外務次官の訪日は「立ち寄り」として行われ、極めて短い滞在ということもあり、六者の関係の日程を組まれておられます。佐々江局長とは是非話をしたいということで、今日の午後にその話し合いが行われたわけです。今回、それ以外の日程で、日ロ関係全般についての話をしているとは聞いておりません。

(問)ないのですか。

(報道官)承知しておりません。

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報道官会見記録(平成19年4月11日(水曜日)17時06分~ 於:本省会見室)

北朝鮮問題

(問)アメリカのリチャードソン・ニューメキシコ州知事が北朝鮮を訪問して、金桂寛外務次官と会談し、金桂寛氏がいわゆる初期措置の履行について前向きな発言をしたという報道がアメリカのメディアでなされてますが、この件については外務当局としてはどのように把握されているのでしょうか。

(報道官)今、お話があったような報道が米国でなされているということは承知しておりますが、直接米国の関係者から話を聞いておりませんので、現時点でコメントすることは控えます。
 他方で、初期段階の措置については、60日の期限をもって寧辺の核施設の稼働停止・封印、IAEAの査察等段取りについて合意していますので、その合意に沿って、着実に実施していかなければいけないと思っています。

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報道官会見記録(平成19年4月10日(火曜日)17時05分~ 於:本省会見室)

北朝鮮問題

(問)バンコ・デルタ・アジア(BDA)の関係でアメリカの財務省から日本側に何か報告なりありますでしょうか。

(報道官)ヒル国務次官補と昨日、今日と協議をする機会があり、アメリカ側の現在の状況認識についての説明を受けましたが、他方でBDA問題については日本が直接当事者ではないということと、そもそも六者会合の枠の中で取り扱われる事柄ではないと認識しておりますので、この件についてコメントすることはありません。
 いずれにしても、我が方としては、六者会合ができるだけ速やかに開催される必要があると考えており、関係国と共にそのための努力をしていきたいと思っています。

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