演説

伊藤外務副大臣演説

日本アセアンセンター開所式における伊藤外務副大臣挨拶

平成21年3月30日

ASEAN各国の駐日大使の皆様、
各国理事の皆様、
ハジ・タリ・センター事務総長代行、

 本日、日本アセアンセンター理事会の開催に先立ち、皆様のご出席の下に、新事務所の開所式が執り行われることは誠に喜ばしいことであります。日本政府を代表して一言ご挨拶申し上げます。

 東アジアでは地域協力を推進するために様々な枠組が設立され、運営されておりますが、そのいずれにおいてもASEANが中心的役割を果たしていることは改めて言うまでもありません。そして、ASEANは2015年までに統合を実現するという目標を設定しました。我が国としては、ASEAN統合を地域の平和と繁栄に資するものとして高く評価するとともに、引き続き積極的に統合努力を支援していきます。

 日本アセアンセンターは1981年の設立以来、今日に至るまで貿易、投資及び観光の分野で日本とASEANとの関係の発展・強化に多大な貢献を果たしてまいりましたが、センターはその事務所を新たにここ御成門に移転し、また、新しい事務総長を選出しようとしています。日本政府が推薦している事務総長候補は、ASEANに関する知見や人脈、経験において、これほどの適任者はいないと考えています。

 センターは、新しい事務総長の下、変化する多様なニーズに柔軟に対応し、各国国民の期待に最大限応えることが期待されています。我が国としてはこのような重要な役割を果たす国際機関として、日本アセアンセンターの活動を今後とも支援していく所存です。

 最後に、日ASEAN関係のますますの発展と関係者の皆様のご多幸を願い、私の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

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