平成19年10月12日、於:横須賀市
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御列席の皆様、
皆様には、本日のレセプションに御出席いただきありがとうございます。特に、我が国主催PSI海上阻止訓練「Pacific Shield 07」に参加するため、遠路はるばる来日された参加者の皆様に歓迎の意を表したいと思います。また、お出でいただいた多くのオブザーバーの皆様に対しても歓迎申し上げます。
本日ここにこれほど大勢の皆様がお集まりくださったという事実は、大量破壊兵器の拡散に対抗することについての国際社会の強い関心を示しています。
また、私は、この機会に横須賀市及び横浜市の関係当局及び市民の皆様に深く感謝申し上げたいと思います。さらに、今回の訓練のために船をご提供いただいた東京海洋大学に対しても感謝申し上げます。もちろん、今回の訓練を成功させるにあたって、我が国関係省庁のご尽力も不可欠です。今、私が言及した方々の全て及び他の大勢の皆様のご尽力とご支援がなければ、今回の訓練を行うことはできなかったでしょう。
御列席の皆様、
大量破壊兵器・ミサイル及びそれらの関連物資の拡散は、国際社会の平和と安定に深刻な脅威を与えています。PSIは、その拡散を防止するための国際的な取組みであり、我が国は、2003年のPSI発足当初から、その活動に積極的に参加しております。
2004年10月には、我が国は、最初のPSI海上阻止訓練である「チーム・サムライ04」を主催しました。そして、今日、私たちにとって2回目のPSI訓練である「Pacific Shield 07」が始まります。
今回の訓練においては、2004年における我が国主催の訓練に比べ、より多くの方が訓練に参加され、また、より広範囲にわたる訓練を実施することとなっております。オーストラリア、フランス、ニュージーランド、シンガポール、英国及び米国の皆様が訓練に参加されるとともに、40か国の方々をオブザーバーとしてお迎えしております。
また、日曜日には、各国海軍艦艇の一般公開を開催します。このイベントは、国際交流を促進するとともに、一般の方々によるPSIへの理解を促進することとなるでしょう。
御列席の皆様、
私は、今回の訓練を皆様とともに実施することにより、拡散問題に取り組む国際社会の強い意思と決意を示すことができるものと固く信じています。
また、今回の訓練が、全ての参加者及びオブザーバーの皆様のPSIの活動の目的と活動に対する理解を深めるための素晴らしい機会となると信じております。さらに、今回の訓練を通じて各国及び関係省庁間の協力を促進できるものと考えています。我が国は、出来る限りのことを尽くし、PSIの更なる発展のために皆様とともに取り組んでいく考えです。
御列席の皆様、
最後に、今回の訓練が大きな成功となるために乾杯を行いたいと思います。
それでは、皆様、今回の訓練の成功を祈念して、乾杯!