平成18年6月29日
於:駐日英国大使館
外務大臣政務官のでございます。外務省を代表して、一言乾杯の御挨拶をさせていただきます。
フライ大使閣下、御列席の皆様、2008年に開催されるUK-JAPAN2008の発表を心よりお祝い申し上げます。日英修好通商条約締結150周年という節目の年に、日英交流の新たな側面に焦点をあてた行事が1年を通して開催されることを大変うれしく思います。伝統と歴史に裏打ちされた英国の文化や生活様式は、私達日本人のあこがれの対象です。また、歴史や伝統を重んじると同時に、革新的な文物を生み出し、世界に発信してきた英国人の気風を多くの日本人が尊敬しています。
日英両国は、長年、政治、経済、文化、その他あらゆる分野で緊密な関係を築いて参りました。また、1998年の日本における「英国祭98」、2001年の英国における「JAPAN2001」といった、年間を通した大型交流行事は、大成功を収め、両国関係を更に発展させました。そして近年、日英両国の協力は、伝統的友好関係を土台としながら、テロとの闘いや環境といった新たな分野に広がりを見せています。「UK-JAPAN2008」は、こうした新たな関係の発展を背景とした時宜を得たものであり、今後、各界からの積極的な参加を得て、成功を収めると確信しております。
折しも本日、麻生外務大臣とベケット英国外務大臣との間で、モスクワにおいて、両外相就任後初の日英外相会談が実施され、UK-JAPAN2008について協力していくことで一致したと聞いています。私自身も、日英間の協力・相互理解の促進に一層努力するともに、可能な限りの支援をさせていただきます。
「UK-JAPAN2008」の成功を祈って、乾杯!