外務報道官談話
キルギス共和国議会選挙について(外務報道官談話)
令和7年12月3日
- 11月30日に行われたキルギス共和国議会選挙が、全体的に透明性が確保された形で、平和裏に実施されたことを歓迎します。
- 我が国は、キルギスにおいて、今回の選挙で選出された議会の下、全ての政治勢力が民主主義と憲法的秩序に則り、同国の安定と発展に向けて協力して取り組んでいくことを期待します。
(参考1)キルギス共和国議会選挙
今次議会選挙は、2026年秋に予定されていた共和国議会選挙の前倒し選挙。投票率は36.9%(現地時間12月1日16時時点、中央選管発表)。
本年の選挙制度改正により、これまでの小選挙区・比例代表並立制が廃止され、全国を30選挙区に分け、各選挙区から3名の議員を選挙する中選挙区制のほか、ジェンダー・クオータ制(男女比2:1)、遠隔投票が導入された。
(参考2)欧州安全保障協力機構・民主制度・人権事務所(OSCE/ODIHR)選挙監視団等の評価(現地時間12月1日時点)
OSCE/ODIHR選挙監視団長、OSCE議会監視団長及び欧州議会監視団長は、候補者の登録段階において中央選管による不透明な登録拒否が見られた点等を指摘しつつも、投票プロセスは全体的に透明性が確保され、平和的に実施されていたとの肯定的な評価を行った。

