外務報道官談話
レバノンにおける新大統領の選出について(外務報道官談話)
令和7年1月10日
- 1月9日、レバノンにおいて、ジョゼフ・アウン新大統領(Joseph Aoun, President of the Republic of Lebanon)が選出されたことに祝意を表明します。
- レバノンが、長引く経済危機や、イスラエルとヒズボッラー間の攻撃の応酬など困難な状況に置かれていた中で、新大統領が選出されたことは、同国の安定と発展に向けた重要な一歩です。
- 我が国は、改めて全ての当事者に対しイスラエル・レバノン間の停戦合意の完全な履行を強く求めるとともに、レバノンの社会・経済の安定、及び中東地域全体の安定に向けたレバノンの取組を引き続き支援していく考えです。
(参考)レバノンにおける新大統領選出
1月9日、大統領選出のための議会会合が召集され、国民議会議員128名(欠員無し)による投票の結果、99票を得てジョゼフ・アウン国軍司令官が第14代レバノン共和国大統領に選出された。同会合には議員に加え、現職閣僚、国軍・治安機関幹部、サウジ・仏両特使、各国大使等が同席・傍聴した。レバノンの大統領職は、2022年10月30日のミシェル・アウン前大統領職の離任以降、計12回の議会会合が開催されるも、各派の調整が難航し空席となっていた。