外務報道官談話
ボツワナ共和国における総選挙及び大統領選出について(外務報道官談話)
令和6年11月2日
- 我が国は、11月1日(現地時間)、ボツワナ共和国において、2019年(令和元年)10月以来となる総選挙(国民議会及び地方議会の各選挙)の結果が発表され、ドゥマ・ギデオン・ボコ候補(Mr. Duma Gideon Boko)が大統領に選出されたことに祝意を表します。
- 我が国は、ボツワナが安定した民主主義の下で着実な発展を遂げてきたことに敬意を表するとともに、新大統領のリーダーシップの下、同国が重視する貧困撲滅対策や南部アフリカ地域の平和と繁栄に向けた取組が一層推進されることを期待します。
- 我が国は、来年8月のTICAD9を見据え、ボツワナとの間で鉱物資源や教育など様々な分野での協力、また、人材育成や人的交流を通じて築かれた良好な二国間関係を一層強化していく考えです。
(参考1)2024年ボツワナ総選挙結果概要
10月30日に総選挙が行われ、11月1日(現地時間)、同国最高裁判所長官は、民主改革のためのアンブレラ(UDC)が過半数の議席を獲得し、ボコ代表が大統領に選出されたと発表した。ボツワナの大統領は、国民議会で過半数(61議席のうち31議席)以上の議席を獲得した政党の大統領候補が就任する間接選挙制にて選出される。ボツワナは1966年の独立以来、一貫してボツワナ民主党(BDP)が政権を担ってきたが、今回の選挙で初めて、政権を担う政党が交替することとなった。
- 国民議会選挙における主要政党の獲得議席数
- 民主改革のためのアンブレラ(UDC)36議席
- ボツワナ議会党(BCP)15議席
- ボツワナ愛国戦線(BPF)5議席
- ボツワナ民主党(BDP)4議席
- ボツワナ共和党(BRP)0議席
- 無所属 1議席
- ボコ大統領の就任式は、前例によれば11月4日の週に実施される見込み。
(参考2)TICAD
TICADとは、Tokyo International Conference on African Development (アフリカ開発会議)の略であり、アフリカの開発をテーマとする国際会議。1993年以降、日本政府が主導し、国連、国連開発計画(UNDP)、世界銀行及びアフリカ連合委員会(AUC)と共同で開催している。