外務報道官談話
カンボジア・タイ国境情勢に関するASEAN特別外相会議(外務報道官談話)
令和7年12月22日
- 本年12月以降、カンボジア・タイ間では再び軍事衝突が拡大し、両国に民間人を含む多くの死傷者・避難民及び民間施設への被害が発生しており、我が国としてこうした状況を深く憂慮しています。
- こうした中、12月22日にマレーシア・クアラルンプールにおいて、ASEAN特別外相会議が開催され、両国に対し、敵対行為の停止に向けて即時に取り組み、対話に戻るよう促す議長声明が発出されました。議長国マレーシアの外交努力に深い敬意を表するとともに、緊張緩和に向けた一歩を歓迎します。また、停戦合意やクアラルンプールでの共同宣言を始め、平和の実現のために尽力してきた米国に対しても改めて深い敬意を表します。
- 日本政府としては、これまで一貫して、カンボジア・タイ両国に対し、最大限の自制及び対話を通じた平和的解決を様々なレベルで求めてきており、情勢をエスカレートさせ得る如何なる行動についても反対しています。今後も、米国やASEAN諸国を始めとする関係国と連携しつつ、緊張緩和のための取組を進めていく考えです。

