外務大臣談話
ASEANリーダーズ・ミーティングについて(外務大臣談話)
令和3年4月27日
- 我が国は、4月24日に開催されたASEANリーダーズ・ミーティングにおいて、ミャンマー情勢に関して議論が行われ、その成果として「5つのコンセンサス」が発表されたことを、事態の改善に向けた第一歩として歓迎するとともに、ASEANの事態打開のための努力を高く評価します。
- 特に、ミャンマーにおいて暴力が即時に停止されるべきこと、全ての関係者間の建設的な対話が開始されるべきことについて議長声明に盛り込まれたことは、前向きな一歩です。その上で、対話の開始のためには被拘束者の速やかな解放が重要な土台となることを強調します。
- 我が国はこれまで、累次の外相会談・電話会談等を通じて、こうした考え方をASEAN各国に伝達してきました。今後は、今回の「コンセンサス」を具体的な成果につなげていくことが重要です。我が国は、引き続きASEANの努力を後押しし、ASEANを始めとした関係国と協力及び連携するとともに、(1)暴力の停止、(2)被拘束者の解放、(3)民主的政体への回帰をミャンマー国軍に強く求めていきます。
- 日本政府は、この一連の過程において、笹川陽平・ミャンマー国民和解担当日本政府代表と緊密に連携してきており、今後もそれを継続していきます。