外務報道官談話

令和元年8月6日
1 8月4日深夜(現地時間),エジプト・アラブ共和国のカイロ中心部において,爆発物を積んだ車両の爆発により多くの死傷者が生じたテロ事件に関し,ご遺族に対し心からの哀悼の意を表するとともに,負傷者の方々に心からお見舞いを申し上げます。
 
2 テロはいかなる理由によっても正当化できず,我が国はこのようなテロ行為を断固として非難します。我が国は,エジプト政府及びエジプト国民に対し,強い連帯の意を表します。
 
[参考]事件概要
 2019年8月4日深夜,カイロ中心部のガーデンシティ付近のコルニッシュ通りで車両4台が絡む多重衝突事故が発生し,少なくとも20名が死亡,47名が負傷。エジプト政府は,5日,本件をテロ事件として断定。エジプト内務省によると,爆発物を積んだ車両が道路を逆走し,他の自動車に衝突したとのこと。本件車両は,事件発生現場での爆発を企図したものではなく,別の場所に向けて移動していた途中で爆発したとのこと。同省は本件犯行を,ムスリム同胞団傘下の「ハスム運動」によるものとしている。

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