外務報道官談話
マダガスカル共和国大統領選挙の結果について(外務報道官談話)
令和5年12月5日
- 11月16日、マダガスカル共和国において大統領選挙が実施され、12月1日、同国高等憲法裁判所はアンジ・ニリナ・ラジョリナ前マダガスカル共和国大統領(H.E. Mr. Andry Nirina RAJOELINA, Former President of the Republic of Madagascar)の選出を最終発表しました。我が国は、今次大統領選挙が概ね平穏かつ平和裡に実施されたことを歓迎します。
- 我が国は、ラジョリナ次期大統領の下、全ての関係者間の対話に向けた信頼醸成措置をはじめ、民主主義国家としての一層の発展のための取組がマダガスカルにおいて更に進展することを期待します。
- 我が国は、マダガスカルと長年にわたり築いてきた良好で友好的な二国間関係を更に発展させるため、ラジョリナ次期大統領と引き続き協力していく考えです。
(参考)概要
- 2023年11月16日、大統領選挙第1回投票が行われ、ラジョリナ候補が得票率58.95%の過半数の得票し、12月1日、マダガスカル高等憲法裁判所(HCC)はラジョリナ候補が勝利した旨発表した。
- 野党グループは、公正な選挙が行える状況にないとして、選挙の延期等を求めて街頭デモ等実施し、選挙前には治安部隊との衝突により怪我人、逮捕者が出るなど緊張が高まっていたが、投票日には大きな混乱は見られず、選挙自体は平和裡に実施された。
- 今次選挙に際し、在マダガスカル日本大使館は、アンタナナリボ市内及び郊外の複数の投票所における投票状況の監視を実施した。