外務大臣談話

令和3年7月26日
  1. 本日(26日)、ミハイル・ウラジーミロヴィチ・ミシュスチン・ロシア首相が択捉島を訪問したとの報に接しました。
  2. このような訪問は、北方領土に関する日本の一貫した立場と相容れず、また日本国民の感情を傷つけるものであり、極めて遺憾です。
  3. 戦後、ソ連/ロシアとの間では、70年以上を経た現在でも領土問題が未解決であり、精力的に平和条約交渉が行われており、昨年9月の日露首脳電話会談で、両首脳は、2018年11月のシンガポールでの首脳会談で「1956年宣言を基礎として平和条約交渉を加速させる」ことで合意したことを改めて確認しています。そうした中、ロシアの首相が北方領土を訪問したことは、我が国として受け入れられず、日露関係に資するものでは到底ありません。
  4. ロシア側には、北方四島における共同経済活動を含め、平和条約締結交渉の進展に向け、日露関係の前進のために建設的に対応するよう強く求めていきます。

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