外務報道官談話
イスラエルによる入植地建設計画の推進について
(外務報道官談話)
令和2年10月16日
1 今般、イスラエル政府当局がヨルダン川西岸における約5,000棟の入植地住宅建設計画を承認しました。我が国を含む国際社会の再三の呼びかけにもかかわらず、イスラエル政府が入植活動を継続していることについて、日本政府として強い遺憾の意を表明します。
2 入植活動は国際法違反であり、我が国は、イスラエル政府に対し、入植活動の完全凍結を繰り返し呼びかけてきました。今般のイスラエル政府の行動は、先般のイスラエルとアラブ首長国連邦、バーレーンとの一連の国交正常化合意といった、地域の緊張緩和及び安定化に向けた機運を与える努力に逆行するものです。
3 日本政府は、イスラエル政府に対し、今回の入植地住宅建設計画の実施を含め「二国家解決」の実現を損なう入植活動の完全凍結を改めて強く求めます。