外務報道官談話
アフガニスタンにおけるテロ事件について
(外務報道官談話)
令和元年8月19日
1 我が国は,8月17日(現地時間)のカブールの結婚式場における爆発テロ事案を始め,最近,アフガニスタン・イスラム共和国においてテロが続き,多数の死傷者が出ていることを深く憂慮します。全ての犠牲者に心から哀悼の意を表するとともに,負傷者の方々の一日も早い御回復を祈念します。
2 テロはいかなる理由によっても正当化できず,我が国はあらゆる形態のテロ行為を断固として非難します。
3 我が国は,アフガニスタン政府及びアフガニスタン国民に対し,強い連帯の意を表するとともに,アフガニスタンの平和と安定のために国際社会と連携しつつ,引き続き協力していく考えです。
[参考]アフガニスタンの最近の主なテロ事件(日時はいずれも現地時間)
(1)7月29日,首都カブール市内で,ガーニ現大統領陣営(注:アフガニスタンでは9月28日に大統領選挙を予定)のサーレ第一副大統領候補の事務所が襲撃され,20名が死亡,50名が負傷した。
(2)7月31日,ファラー県の幹線道路上に仕掛けられた爆弾が爆発し,バスの乗客ら34名が死亡,17名が負傷した。
(3)8月7日,カブール市内の警察署付近で,車両を用いた爆弾テロが発生し,14名が死亡,145名が負傷した。タリバーンが犯行声明を発出した。
(4)8月17日,カブール西部の結婚式場で自爆テロが発生し,63名が死亡,182名が負傷した。ISIL系組織が犯行声明を発出した。