外務報道官談話
スーダンにおける政治・治安情勢の悪化について
(外務報道官談話)
令和元年6月7日
1 6月3日,スーダンの首都ハルツームにおいて,民政移管を要求するデモ隊に対して治安部隊が攻撃を加え,多くの無辜の市民が死傷しました。
2 我が国はスーダンの政治・治安情勢の不安定化に深刻な懸念を有し,治安部隊による攻撃を非難します。我が国は,暫定軍事評議会には対話による問題解決を求めます。
3 我が国は,引き続き,スーダン情勢を注視するとともに,一日も早く民主主義の下で憲法秩序が回復することを期待します。
[参考]
6月3日朝,スーダン治安部隊(Rapid Support Force:RSF)は,国軍司令部前で座り込みを行っているデモ参加者に対して,通常の警察権の行使を超える実力行使(テントの強制撤去と焼き討ち,実弾射撃等)を行い,デモ参加者を座り込みエリアから排除。本事案による正確な死傷者数は不明であるが,報道によれば,死者10名以上,負傷者100以上との情報もある。