外務報道官談話

平成30年11月20日

1 我が国は,11月14日,フィジー共和国において,2006年12月の軍事クーデター発生後2回目の総選挙が平和裡に実施され,ジョサイア・ヴォレンゲ・バイニマラマ首相(The Honourable Rear Admiral (Retired) Josaia Voreqe BAINIMARAMA, Prime Minister of the Republic of Fiji)が再任されたことに祝意を表します。

2 我が国は,多国籍選挙監視団(MOG)に参加し,選挙監視活動を行いました。我が国は,MOGの「総選挙はフィジー有権者の意思を反映し,フィジー国民は自由に権利を行使できた」との肯定的な評価に賛同し,今回の総選挙がフィジーにおける民主主義の定着を示すものであったと評価します。

3 我が国は,今後とも,日・フィジー間の友好協力関係を一層強化していく考えです。

[参考1]多国籍選挙監視団(Multinational Observer Group)

  • 16か国から77名が参加(参加国:オーストラリア,カナダ,ミクロネシア,フランス,インド,インドネシア,日本,ニュージーランド,パプアニューギニア,韓国,ルワンダ,ソロモン諸島,トンガ,英国,米国,バヌアツ)(11月12日現在)。
  • 選挙当日(14日),460を超える投票所で監視活動を実施。

[参考2]フィジー選挙事務所発表開票結果:18日(日曜日)15時20分(現地時間)

(1)開票率:100%
(2)総有効開票数:454,335票
(3)各政党の得票数(確定)

フィジーファースト党(FF) 227,241票(50.02%)
社会民主自由党(SODELPA) 181,072票(39.85%)
国民連合党(NFP) 33,515票(7.38%)
フィジー統一党(UF) 6,896票(1.52%)
ホープ党(HOPE) 2,811票(0.62%)
フィジー労働党(FLP) 2,800票(0.62%)

(4)候補者別獲得票数

(1)バイニマラマFF党首(首相) 167,732票(36.92%)
(2)ランブカSODELPA党首 77,040票(16.96%)
(3)サイエド=カイユムFF候補 17,271票(3.80%)
(4)プラサドNFP党首 12,137票(2.67%)

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