外務報道官談話
最近のガザ情勢について
(外務報道官談話)
平成30年11月14日
1 我が国は,ガザ地区における最近の緊張の高まりを深く憂慮するとともに,全ての当事者に最大の自制を求めます。
2 我が国は,イスラエル,パレスチナ両当事者の抱える問題は暴力によって解決されるものでは決してなく,当事者間の交渉と相互の信頼を築く努力によってのみ解決されるものと確信しています。和平交渉の再開に向けて,全ての関係者に対し,最大限の努力を払うよう促します。
[参考]最近のガザ情勢(以下,現地時間)
(1)11月11日から13日にかけて,パレスチナのガザ地区をめぐり攻撃の応酬があり,パレスチナ側では,イスラエル軍による100発以上の空爆により死者7名を含む死傷者が発生し,イスラエル側では,ガザ地区から発射された300発以上のロケット弾により死者1名を含む民間人の死傷者が発生した旨報じられている。
(2)13日,パレスチナ諸派とイスラエルとの間で停戦合意が成立したと報じられて以降,攻撃の応酬は止み,情勢は落ち着きを取り戻している。