外務大臣談話

平成30年7月14日

1 7月13日(現地時間),パキスタン・イスラム共和国のバロチスタン州マストゥング及びハイバル・パフトゥンハー州バンヌーにおいて発生した選挙集会を狙ったテロによって多くの死傷者が生じたことに,強い衝撃と悲しみを覚えます。我が国は,亡くなられた方々及びご遺族に対して哀悼の意を表します。また,負傷された方々の一日も早いご回復を祈念します。

2 テロはいかなる理由によっても正当化できず,我が国はこのようなテロ行為を断固として非難します。

3 我が国は,パキスタン政府とその国民に対し,強い連帯の意を表するとともに,テロに立ち向かうパキスタン政府の努力を支援していく考えです。また,今月行われる総選挙が,このような卑劣な行為に屈することなく,自由,公正かつ平和裡に実施されることを強く期待します。

[参考]
 7月13日(現地時間同日),パキスタンのバロチスタン州マストゥングで政治集会を狙った自爆テロ事件が発生。報道によれば,128名が死亡,150名が負傷し,事件発生後, ISILが犯行声明を出した。
 また,同日,ハイバル・パフトゥンハー州バンヌーにおいても政治集会に向かう政治家を狙ったテロ事件が発生し,報道によれば,4名が死亡,32名が負傷した。(日本時間7月14日午前8時時点)


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