外務報道官談話
ネパール連邦下院・州議会選挙について
(外務報道官談話)
平成29年12月8日
1 12月7日(現地時間同日),ネパール連邦民主共和国において,連邦下院・州議会選挙の投票が全体として大きな混乱なく概ね平穏裡に実施されたことを歓迎します。
2 我が国は,堀井巌外務大臣政務官を団長とした10名で構成される選挙監視団を派遣し,現地での視察に参加しました。視察の結果等を踏まえ,我が国としては,今回実施された連邦下院・州議会選挙の投票は,総じて自由で公正な,かつ,透明な形で実施されたものと認識しています。
3 我が国は,今般の選挙結果が適切かつ公正な手続に従い確定されることを期待します。我が国は,ネパールにおける今後の政治プロセスが円滑に進展することを期待するとともに,更なる民主主義定着に向けたネパールの取組を今後も支援します。
[参考1]今次選挙の背景
2015年9月に制定された新憲法の下,初めて実施された国政・州議会選挙。同選挙は2回に分けて実施され,第一回目は11月26日,第二回目は12月7日に実施された。選挙結果は12月中旬に確定する予定。
[参考2]選挙制度
- 連邦下院:定数275名(小選挙区165名,比例代表110名)
- 連邦上院:定数59名(州議会議員,地方自治体首長等が選出する56名と大統領指名3名)
- 州議会 :定数550名(各州小選挙区330名,比例代表220名)