外務報道官談話
エジプトのタンタ及びアレキサンドリアの教会におけるテロ事件(外務報道官談話)
平成29年4月10日
1 4月9日(現地時間同日),エジプト・アラブ共和国タンタ及びアレキサンドリアの教会におけるテロ事件により多くの死傷者が発生したことに関し,ご遺族に対し心からの哀悼の意を表するとともに,負傷者の方々に心からお見舞いを申し上げます。
2 テロはいかなる理由によっても正当化できず,我が国はこのようなテロ行為を断固として非難します。我が国は,エジプト政府及びエジプト国民に対し,強い連帯の意を表します。
(参考)事件概要
当地時間4月9日(日曜日),タンタ及びアレキサンドリアの教会においてテロ事件が発生。前者については,同日午前8時頃(日本時間午後3時頃),カイロ北部デルタ地帯のガルビーヤ県タンタ市内(注:カイロ北方約100km)に位置する聖ジョージ教会において爆発が発生(自爆テロとの報道がある)し,エジプト保健省発表によれば,現地時間9日午後10時現在,27名が死亡,71名が負傷。後者については,同日正午頃(日本時間午後7時頃),アレキサンドリア県アレキサンドリア市のラムル駅近くに位置する聖マルコ教会において爆発が発生(同じく自爆テロとの報道がある)し,エジプト保健省発表によれば,現地時間9日午後22時現在,22名が死亡,41名が負傷。ISILは,両事案につき,「イスラーム国の戦闘部隊が実行した」とする犯行声明を発出。