外務報道官談話

平成28年9月2日

1 今般,イスラエル政府がヨルダン川西岸において複数の入植地住宅建設計画を許可したとの情報に接し,我が国として強い遺憾の意を表明します。

2 入植活動は国際法違反であり,我が国は,イスラエル政府に対し入植活動の完全凍結を繰り返し呼びかけてきました。我が国は,イスラエル政府に対し,二国家解決の実現性を損なうような入植地建設計画が実施されないことを強く求めます。

(参考)
 現地情報によれば,8月31日(現地時間),イスラエルの民生局高等計画委員会は,西岸のエルカナ入植地(西岸北西部。グリーンラインから東に3.1km)に234棟,ベイト・アリー入植地(西岸北西部。グリーンラインから東に3.8km)に31棟,ギヴアット・ゼエヴ入植地(エルサレム近郊)に20棟の住宅建設を承認した。また,同委員会は,1980年に政府の許可なしにベイト・アリー入植地に建てられた178棟の住宅を合法化した。


外務報道官談話へ戻る