外務報道官談話
エジプト・シナイ半島におけるテロ事件について(外務報道官談話)
平成27年7月2日
1 7月1日(現地時間同日),シナイ半島北部の軍事拠点に対するテロ攻撃により,数多くのエジプト軍兵士の犠牲者が発生したことは極めて遺憾であり,御遺族に対し哀悼の意を表するとともに,負傷者の方々に心からお見舞いを申し上げます。
2 テロはいかなる理由においても正当化できず,我が国は,あらゆる形態のテロリズムを断固として非難します。エジプト政府及び国民に対し連帯の意を表します。
3 我が国は,エジプトの治安が早期に安定することを期待するとともに,民主的社会の形成と発展,社会・経済の安定に向けた同国の取組を積極的に支援していきます。
(参考)
エジプト国軍報道官によれば,7月1日夕刻(現地時間同日早朝),シナイ半島北部の武装勢力による国軍検問施設(5か所)の襲撃により,少なくとも10名の国軍将兵が死傷した旨発表。約70名からなる右武装勢力は,シェイク・ズウェイドに所在する5ヶ所の国軍検問施設に対し,迫撃砲及び自動車爆弾による攻撃を同時に実施した模様。ISILシナイ州が犯行声明を発出。