官房長官談話
天皇皇后両陛下のパラオ共和国御訪問についての内閣官房長官談話
平成27年4月10日
戦後七十年に当たり,天皇皇后両陛下は,去る四月八日から九日にかけて,戦争により亡くなられた人々を慰霊し,平和を祈念されるため,パラオ共和国を御訪問になり,九日,つつがなく御帰国になりました。
パラオ共和国において,両陛下は先の大戦において亡くなられた人々をしのび,平和への思いを込めて,ペリリュー島にて,日本政府により建立された「西太平洋戦没者の碑」とともに「米陸軍第八十一歩兵師団慰霊碑」に御供花になりました。これらに先立ち,パラオ共和国大統領御夫妻,また,ミクロネシア連邦大統領御夫妻及びマーシャル諸島共和国大統領御夫妻ともお会いになり,一層の友好親善関係の増進を図られました。誠に有意義な御訪問であったと思います。
今次御訪問に際し,様々な協力を行っていただいたパラオ共和国政府及び温かく歓迎していただいたパラオ共和国国民に政府として感謝いたしますとともに,今回の御訪問を契機に,今後我が国とこれら三か国との友好親善関係が一層発展することを期待しております。