談話

平成26年11月10日

1 我が国は,11月7日,イエメンでハーリド・バハーハ首相(H.E. Mr. Khaled Bahah, Prime Minister of the Republic of Yemen)を首班とする新内閣が発足したことを歓迎します。

2 我が国は,イエメンの全ての政治勢力が,ハーディ大統領及び新内閣とともに,9月21日に署名された「平和・国民パートナーシップ合意」に沿って,イエメンの国づくり及び治安の安定に建設的な役割を果たすことを強く期待します。

3 我が国は,イエメンの安定化に向けた努力を引き続き支援していく考えです。

【参考】これまでの経緯

(1)9月18日から21日にかけて,サヌア市北部において,シーア派系勢力ホーシー派が,政府軍等と武力衝突。ホーシー派民兵が,市内の軍・政府機関等を占拠。21日,バシンドワ首相(当時)が辞意を表明。

(2)21日,ホーシー派を含むイエメン政治勢力が,即時停戦,ホーシー派関係者の大統領政治顧問任命,1か月以内の挙国一致内閣組閣等を内容とする「平和・国民パートナーシップ合意」に署名。

(3)10月7日,ハーディ大統領は,ビン・ムバラク大統領府長官を新首相に指名。GPC及びホーシー派の反対により,同長官は辞退。13日,ハーディ大統領は,バハーハ前国連常駐代表を新首相に指名。

(4)11月7日,ハーディ大統領は,バハーハ新内閣を発足させる大統領令を発出。


談話へ戻る